佐藤琢磨は15日(土)、“Takuma Club Karting 2009”に参加。ファンとカートを楽しみ、現在の状況や今後について語った。スーパーアグリのF1撤退によりF1シートを失った佐藤琢磨。昨年はトロ・ロッソのテストに参加したが交渉は破綻。今年はインディ500を視察するなど、レース復帰へ向けた活動を行っている。「今は、相変わらず就職活動中です」と語る佐藤琢磨。
「去年の今頃は、2009年シーズンに受けて動いていて明確な目標があったけど、今年は目標がなく大変です」「いつでもレースに復帰できるように準備をしています。来年のチャンスがある限り、あがき続けたい」また、佐藤琢磨は、フェリペ・マッサが負傷したフェラーリに売り込みを行ったことも明らかにした。「フェラーリと電話しました。でも、報道のとおりシューマッハでいくという返事でした」「2週間くらい前までは、夜中も携帯の音量を最大にしてイタリア方面からの連絡を待っていました。でも、相手がワールドチャンピオンであればしょうがないかなと。と、思いきや、急に最後変わっちゃったんですけどね」「まだフランス系のチームも、今ごちゃごちゃしているので、準備だけはしておかないといけない」とルノーのシートも狙っていることをほのめかした。またインディへの参戦については以下のように語った。「インディはシリアスに考えていて、だからインディアナポリスへ行きました。去年から話をしてたチームとミーティングをして、インディを肌で感じて、オーガナイザーからインディについての話を聞きました。2010年の活動の舞台としてインディは真剣に考えています」「F1で完全燃焼していないし、ああいう形で中止になってしまい、僕の中でもこだわりがあるのでF1復帰は一番のプライオリティです。でも、実際にどのように動けるかということではインディは同等です」「うまく話が進めば、明日にでもヨーロッパやアメリカへ飛んでいろいろ活動したい」「来年に向けて絶対諦めないでレースに復帰したい」関連:佐藤琢磨、インディカー参戦を発表 - 2010年2月18日
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