佐藤琢磨は、通算3回目で今年最後となるトロロッソのテストをスペインのヘレス・サーキットにて終えた。先ごろバルセロナで行なわれたテストに続き、琢磨はチームが予定していたスケジュールをすべて消化し、大成功を収めた。最終日は、同じくトロ・ロッソのテストに参加しているセバスチャン・ブエミにおよそコンマ2秒届かなかったものの、1分17秒520とで2番手タイムという結果で終えた。
佐藤琢磨「トロロッソとともに経験したすべてを心からエンジョイしました。チームがしてくれたすべてのことに対し、深くお礼を申し上げます」「3回のテストを通じて、チームに歓迎されていることを肌で感じるとともに、彼らと一体になって作業できたと実感しています」「今年4月に最後のレースに出場して以来、再びレースを戦いたいとの思いは強まるばかりで、実戦復帰を熱望する日々が続いてきました。いまはもちろん、来季この素晴らしいチームとともにレースに参戦できるチャンスが与えられることを切望しています」「エンジニアやメカニックたちとの共同作業には心から満足していますし、ここしばらくはF1を操っていなかったにも関わらず、テスト中にコクピットで過ごした時間も忘れ得ないものだったので、いまは、これらが経営陣を納得させるのに充分なものであったことを強く願っています」