佐藤琢磨の今後に関しては、様々な噂が流れているが、今回新たにフォース・インディア入りの可能性が浮上した。佐藤琢磨のF1シートは、これまでホンダ、ルノー、ホンダが支援する新チームなどが噂にあがっている。今回浮上したのはフォース・インディア。フォース・インディアは、昨年からフェラーリ製エンジンを搭載しているが、2009年はホンダ製エンジンの搭載を検討しているとの報道がなされた。そして、ホンダエンジン搭載の条件が佐藤琢磨の起用というのだ。
現在、フォース・インディアのフェラーリエンジンの使用料は1,000万ユーロ(約16億9,000万円)といわれている。ホンダの提示は、エンジンだけでなく、KERSシステムとのパッケージでこの価格を下回るという。2009年から導入が予定されているKERSは、既に重量面での負荷が判明しており、フォース・インディアのマイク・ガスコインは「単純に12kgの重量がオーバーするため、その点においてはKERSは既に無意味であり、取り外すことになるだろう」とのコメントをしている。ホンダは、KERSの開発において一歩リードしているといわれ、既にKERS搭載マシンの走行テストを実施している。フォース・インディアにとって、ホンダのKERSシステムは魅力なはずだ。このような噂は常に付きまとうことであり信憑性は低いと思われるが、可能性はゼロではないだろう。しかし、佐藤琢磨が再びフォース・インディアのような下位チーム、またホンダエンジンとの「抱き合わせ販売」に納得するかは、また別の問題だが。
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