ダニエル・リカルドはシンガポールGPの予選で早々に敗退し、落ち込んだ様子を見せた。RBのドライバーは、将来について疑問が投げかけられた週末に16位でセッションを終えた。RBはシンガポール市街地コースで金曜日に好成績を収め、リカルドとチームメイトの角田裕毅は2回の練習走行でトップ10以内に入った。これを受けてリカルドは、チームがトラックで「まともなパッケージ」を持っているようだと前向きに語った。
しかし、土曜日になると状況は一変し、リカルドはFP3を17番手で終え、厳しい予選でQ2進出を逃し、16番グリッドからスタートすることになった。セッション後に金曜日からのペースの変化について尋ねられたリカルドは「うん、今日は良くなかった。そうだね…よく分からない。あまり言うことはない」とだけ答えた。VCARB 01のフィーリングに違いがあるのか、それともグリップ不足の問題なのか、さらに追求したところ、リカルドは次のように説明した。「あまり大きな変更は加えていないけど、正直に言って、新しいタイヤを最大限に生かすのが非常に難しかった。だから、特に言うことはない」また、8回のレース優勝経験を持つリカルドは、この成績の変化がマシンに対する自信の欠如によるものではないと否定した。「いいや、昨日は本当に自信があった。昨日は良かった」とリカルドはコメント。「だから、あまり大きく変えることはしなかった。今朝は、ミディアムタイヤではまあまあだったが、ソフトタイヤに変えるとまったくダメだった。でも、予選で解決できると思っていたし、そうならなかったから、うん、楽しくなかった」リカルドはマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでの予選でQ2進出を逃し、16番グリッドからのスタートとなった。リカルドのレッドブルでの将来を巡る噂を沈めることはできないだろう。リカルドのシートがリザーブドライバーのリアム・ローソンに奪われるのではないかという憶測が飛び交っており、ローソンはシンガポール週末の間、ガレージで様子を見ていた。チームが今シーズンの残り6レースにリカルドの代わりにリザーブドライバーのリアム・ローソンを起用する可能性もあることから、今回のレースがリカルドにとって最後のグランプリになるのではないかという憶測さえある。予選後、Sky Sports F1のインタビューに応じたリカルドは、雑音を遮断することがどれほど容易だったか、また日曜日に臨むにあたっての心境について質問された。RBドライバーは、記者会見中に汚い言葉を使ったとして最近処分されたマックス・フェルスタッペンを引き合いに出して冗談を言い、「うーん、僕が汚い言葉を使ったら、社会奉仕活動の日が1日増えることになるね。だから、もうその話はやめよう」と答えた。
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