メルセデスのキミ・アントネッリが2026年F1モナコGPのフリー走行3回目(FP3)でトップタイムを記録した。これまで初日を支配していたフェラーリ勢の連続首位を止め、予選へ向けて強力な存在感を示した。モンテカルロ市街地で行われた最終プラクティスでは、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンのフェラーリ勢が引き続き上位争いを展開。しかし終盤にアントネッリが圧巻のアタックを決め、週末最速となる1分12秒720をマークしてセッションを締めくくった。
アントネッリが週末最速タイムを記録FP3序盤はフェラーリが主導権を握った。シャルル・ルクレールが最初の基準タイムを記録すると、ルイス・ハミルトンがさらに上回り、フェラーリ勢がワンツー体制を築いた。その後はランド・ノリス、ジョージ・ラッセル、キミ・アントネッリらが次々とタイムを更新。メルセデス勢は初日の苦戦から大きく改善し、フェラーリに迫るペースを披露した。セッション終盤、アントネッリはセクター1とセクター2で大幅にタイムを削り取り、1分12秒720を記録。これは週末を通じた最速ラップとなり、ルクレールに0.327秒差をつける圧倒的な内容だった。ベアマンのクラッシュで赤旗アントネッリのアタック直後にはオリバー・ベアマンがマッセネで大きくスライドし、バリアへクラッシュ。ハースF1チームのマシンは大きなダメージを受け、赤旗中断となった。残り数分でセッションは再開されたものの、多くのドライバーは十分なアタックラップを完了できず、順位に大きな変化は生まれなかった。ルクレールは終盤に「ブレーキがひどい」と無線で訴えており、フェラーリは予選までに問題解決を急ぐことになる。メルセデス復調 フェラーリとの三つ巴へ最終結果はアントネッリ、ルクレール、ハミルトンの順。4番手にラッセル、5番手にマックス・フェルスタッペンが続いた。初日を支配したフェラーリに対し、メルセデスが一気にパフォーマンスを引き上げたことで、予選は三つ巴の争いとなる可能性が高まった。モナコではポールポジションが決勝結果を大きく左右するだけに、今季屈指の重要な予選セッションとなりそうだ。アウディ勢もトップ10を維持アウディは今回も好調を維持した。ガブリエル・ボルトレトが7番手に入り、アイザック・ハジャーとランド・ノリスの間に割って入った。ニコ・ヒュルケンベルグも10番手に入り、両マシンがトップ10入りを果たしている。一方でキャデラックはブレーキトラブルに悩まされた。バルテリ・ボッタスのマシンからは走行中に煙が上がり、FP2でセルジオ・ペレスが経験したブレーキ火災に続く問題が発生。予選へ向けて不安を残した。2026年F1モナコGP FP3結果1位 キミ・アントネッリ(メルセデス) 1分12秒7202位 シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.327秒3位 ルイス・ハミルトン(フェラーリ) +0.331秒4位 ジョージ・ラッセル(メルセデス) +0.763秒5位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) +0.942秒6位 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)7位 ガブリエル・ボルトレト(アウディ)8位 アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)9位 ランド・ノリス(マクラーレン)10位 ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)11位 エステバン・オコン(ハースF1チーム)12位 カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)13位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)14位 オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)15位 リアム・ローソン(レーシングブルズ)16位 アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)17位 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)18位 セルジオ・ペレス(キャデラック)19位 フランコ・コラピント(アルピーヌ)20位 バルテリ・ボッタス(キャデラック)21位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)22位 ランス・ストロール(アストンマーティン)
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