F1第17戦アゼルバイジャンGPを終えて、ドライバーズおよびコンストラクターズランキングに大きな変化が生まれた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧巻の勝利を飾り、タイトル争いに再び迫った一方、ウィリアムズのカルロス・サインツが今季初の表彰台を獲得して急浮上。マクラーレン勢は依然としてトップを堅持している。
ドライバーズランキング:フェルスタッペンが255点に到達、サインツが大幅ジャンプアップ首位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は開幕以来のリードを保つが、バクーではスタート直後にクラッシュしノーポイント。これにより2位ランド・ノリス(マクラーレン)が7位入賞の6点を加算し、両者の差は25点に縮まった。優勝したフェルスタッペンは一気に25点を積み上げて総得点255点。ノリスとの差は44点に迫り、選手権争いに再び食い込む展開となった。ジョージ・ラッセル(メルセデス)も2位表彰台で18点を獲得し、194点から212点に伸ばして4位を盤石にしている。さらに注目はサインツだ。前戦終了時点で18位・16点にとどまっていたが、今回の3位表彰台で15点を加算。合計31点で一気に12位へとジャンプアップした。角田裕毅(レッドブル)も8位入賞で20点に到達し、ランキング16位に浮上した。コンストラクターズランキング:レッドブルが大幅加点、メルセデスも追い上げコンストラクターズ争いでは、マクラーレンが依然として独走態勢を維持。ノリスの入賞のみでポイントを623に伸ばした。一方で、レッドブルはフェルスタッペンの優勝25点と角田の8位4点を加算し、合計33点を持ち帰って272点へ。今季最大の加点幅で勢いを取り戻した。メルセデスもラッセルの2位とアントネッリの4位で計26点を積み重ね、フェラーリとの差をわずか4点に縮めた。ウィリアムズはサインツの表彰台で101点に到達し、中団争いで存在感を高めている。次戦に向けた展望ピアストリが首位を維持する一方で、ノリスとフェルスタッペンが急接近し、選手権争いは三つ巴の様相を呈してきた。中団ではサインツの躍進と角田の着実な加点が光り、今後の勢力図に大きな影響を与える可能性がある。次戦はモンツァ。高速サーキットでの戦いが、さらなるランキング変動をもたらすか注目される。2025年F1ドライバーズポイント1.オスカー・ピアストリ (マクラーレン) - (324)