2023年F1第11戦イギリスGPの予選が7月8日(土)にシルバーストン・サーキットで行われ、ウェットからドライのアクション満載となったセッションでマックス・フェルスタッペンが5戦連続となるポールポジションを獲得。2番手にはランド・ノリス、3番手にはオスカー・ピアストリとマクラーレンの2台が続いた。フェルスタッペンは変わりやすいコンディション、そしてピットレーンでフロントウイングを損傷する場面もあったが、それを乗り越えて今季7度目(通算27回目)となるポールポジションを獲得した。
そして、予選の主役に躍り出たのは60周年記念のクロームカラーのマクラーレンの2台だった。ホームレースとなるランド・ノリスがコンマ2秒差の2番手、そして、ルーキーのオスカー・ピアストリが予選ベストリザルトとなる3番グリッドを獲得した。4番手から7番手まではフェラーリとメルセデスが並び、シャルル・ルクレールはカルロス・サインツを、ジョージ・ラッセルは予選序盤にスピンを喫したルイス・ハミルトンを上回った。スリッピーなコンディションでQ1敗退の可能性もあったアレックス・アルボンは、セッションが進むにつれてウィリアムズのプラクティスでの好調ぶりを発揮し、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとアルピーヌのピエール・ガスリーを抑えて8番手に浮上した。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が5戦連続、今季7度目、通算27回目のポールポジションハースのニコ・ヒュルケンベルグは11番手で予選を終えた。ランス・ストロール(アストンマーティン)とエステバン・オコン(アルピーヌ)はQ2終盤で互いの邪魔をしたため、トップ10入りを果たせなかった。ウィリアムズのルーキー、ローガン・サージェントは、14番手に向かう途中で数回のラップタイムを削られ、チームメイトのアルボンの活躍を見守ることになった。バルテリ・ボッタスはQ1でアルファロメオがコース上でストップしたため、Q2進出はならなかった。モナコのQ1敗退、スペイン、カナダ、オーストリアのQ2敗退に続き、もう1台のレッドブル、セルジオ・ペレスもトリッキーなコンディションの中、100分の2秒差で予選1回目を通過することができなかった。アルファタウリの角田裕毅とニック・デ・フリースもそれぞれ17番手と19番手でQ1でノックアウトとなり、高速のマゴッツ/ベケット・コンプレックスでオコンの邪魔になったとしてセッション後に調査されることになった周冠宇のアルファロメオに挟ま込んだ。ハースのケビン・マグヌッセンはQ1のストウ出口でパワーを失いストップして赤旗が提示された。この赤旗がセッション再開時の大波乱のきっかけとなった。2023年 F1イギリスGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q311マックス・フェルスタッペンレッドブル1分29秒4281分27秒7021分26秒72024ランド・ノリスマクラーレン1分28秒9171分28秒0421分26秒691381オスカー・ピアストリマクラーレン1分29秒8741分27秒8451分27秒092416シャルル・ルクレールフェラーリ1分29秒1431分28秒3611分27秒136555カルロス・サインツフェラーリ1分29秒8651分28秒2651分27秒148663ジョージ・ラッセルメルセデス1分29秒4121分28秒7821分27秒155744ルイス・ハミルトンメルセデス1分29秒4151分28秒5451分27秒211823アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分29秒4661分28秒0671分27秒530914フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分29秒9491分28秒3681分27秒6591010ピエール・ガスリーアルピーヌ1分29秒5331分28秒7511分27秒6891127ニコ・ヒュルケンベルグハース1分29秒6031分28秒896 1218ランス・ストロールアストンマーティン1分29秒4481分28秒935 1331エステバン・オコンアルピーヌ1分29秒7001分28秒956 142ローガン・サージェントウィリアムズ1分29秒8731分29秒031 1577バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分29秒798No Time 1611セルジオ・ペレスレッドブル1分29秒968 1722角田裕毅アルファタウリ1分30秒025 1824周冠宇アルファロメオ1分30秒123 1921ニック・デ・フリースアルファタウリ1分30秒513 2020ケビン・マグヌッセンハース1分32秒379