2022年F1第16戦イタリアGPのフリー走行1回目が9月9日(金)にモンツァ・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。モンツァ100周年という記念すべきグランプリとなった今大会では、スクーデリア・フェラーリが、イエローをフィーチャーしたカラーリングを採用。ドライバーは、イエローの特別カラーのレーシングスーツとヘルメットを着用している。
また、FP1では、アストンマーティンF1が、セバスチャン・ベッテルに代えて、ルーキーFP1枠にニック・デ・フリースを乗せ、ハースF1チームは、フェラーリからの要請でミック・シューマッハに代えてアントニオ・ジョビナッツィを車に乗せた。金曜日のイタリアの天候は晴れ。気温26度、路面温度33度のドライコンディションで60分間のセッションはスタート。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはシャルル・ルクレールで1分22秒410。2番手にも0.077秒の僅差でカルロス・サインツJr.が続き、フェラーリが1-2。3番手にはジョージ・ラッセル、4番手にルイス・ハミルトンとメルセデスF1勢が3-4という結果にタイムシート上ではなった。しかし、5番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)のベストタイムは、セッション中盤でのソフトタイヤでのアタック中にハードタイヤを履いたランド・ノリス(マクラーレン)に前を抑えられてのもの。タイムシートではトップから0.430差がついたが、実際には1分21秒台も見える安定感をせていた。さらに特筆すべきはロングランでフェラーリ勢に1秒以上の差をつけていた。ICE交換によって5グリッド降格が決定しているフェルスタッペンだが、今大会でも強そうだ。対照的チームメイトのセルジオ・ペレスは14番手。ローダウンフォースパッケージで苦戦しているようだ。6番手にはエステバン・オコン、7番手にはフェルナンド・アロンソとアルピーヌF1勢がミッドフィールドをリード。アルファタウリの角田裕毅が8番手に続いた。前日のメディア業務を“体調不調”を理由に回避したピエール・ガスリーは、問題なく出走し、13番手タイム。おそらく移籍話を避ける理由もあったはずだ。ハースF1チームの車を走らせ、ミック・シューマッハの後任候補に挙げられているアントニオ・ジョビナッツィは、ケビン・マグヌッセンから0.3秒差というパフォーマンスでアピールした。2022年 F1イタリアGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回116シャルル・ルクレールフェラーリ1分22秒410 25255カルロス・サインツフェラーリ1分22秒4870.07723363ジョージ・ラッセルメルセデス1分22秒6890.27927444ルイス・ハミルトンメルセデス1分22秒8310.42124533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分22秒8400.43027631エステバン・オコンアルピーヌ1分23秒0750.6652873フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分23秒0990.68926822角田裕毅アルファタウリ1分23秒2600.85026977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分23秒3940.98427103ダニエル・リカルドマクラーレン1分23秒5111.101261123アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分23秒5291.119241224周冠宇アルファロメオ1分23秒5701.160281340ピエール・ガスリーアルファタウリ1分23秒6401.230271411セルジオ・ペレスレッドブル1分23秒6611.251211518ランス・ストロールアストンマーティン1分23秒6881.27828164ランド・ノリスマクラーレン1分23秒8561.446271720ケビン・マグヌッセンハース1分24秒0061.596241899アントニオ・ジョビナッツィハース1分24秒3171.907251934ニック・デ・フリースアストンマーティン1分24秒7312.32122206ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分24秒9412.53124
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