2012 FORMULA 1 SINGTEL SINGAPORE GRAND PRIX
1位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)「今日は優勝できてとても嬉しい。この勝利をシド・ワトキンス教授に捧げたい。僕たちがこうしてサーキットでレースができるのは、スポーツに安全改革をもたらすために彼が成し遂げた仕事のおかげだ。レースに関しては、ルイスがリタイアしたのは彼にとって残念だった。僕も前にその立場を経験しているので気持ちはわかる。僕たちはタイトなバトルになっていたと思う。ハード側のタイヤの感覚はとても良かったし、ペースもあった。今日ここで勝ててとても良かったと思う。今後数戦がタフになるのはわかっているけど、それがチャレンジだ」2位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)「表彰台に戻れて嬉しいよ。残りのレース全てを1位または2位でフィニッシュできたら完璧だね。第1スティントは周りのクルマよりも長く走れていたので優勝のチャンスがあるとさえ考えていた。でも、そのあとハード側のタイヤにかなり苦戦するとは思ってもいなかったし、アドバンテージは消えてしまった。第2スティントは良かったけど、ハード側のタイヤの感覚は(ソフト側のタイヤほど)あまり良くなかった。実際、最後の10周でのバランスは良くなかった。まだわずかにドライバーズ選手権に勝つチャンスはあるけど、現時点では自分のレースを楽しむだけだ。僕たちのクルマは鈴鹿で競争力があると思うし、チームとしてもとても良い仕事をしている。もちろん、ルイスのクルマに信頼性問題が発生したことは残念だ。解決しなければならない。特に僕たちはそれ以外のすべてのエリアで優れた仕事をしているからね。信頼性問題を解決することができれば、残りの6レース全てで優勝を争えるチャンスはあると思う」3位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)「最終的にはうまくいったけど、このようなレースを続けていくわけでにはいかない。過去2レースで起こったように、常にライバルがリタイアするわけではないし、僕たちのパフォーマンスがトップからほぼ1秒遅れていた昨日のような予選セッションをシーズンの最後まで続けることはできない。トラック上ではチームの素晴らしい作業のおかげで少ないミスもしくはノーミスでなんとか僕たちの持っているものを最大限に生かすことができている。僕たちが今の順位にいるのはそれだけだ。今日、3〜4人のライバルより優位に立てたのはポジティブなことだ。おそらく、今回は僕たちにとって最も難しいサーキットだった。韓国やアブダビも部分的に似たような特性があるけど、そこにたどり着くまでにクルマを改善する方法を見つられることを願っている。スタートはシーズンでベストとは言えなかったけど、幸運にもすぐにディ・レスタからポジションを取り返すことができた。1回目のピットストプ直後はトラフィックにぶつかってしまったけど、タイヤがあまりに悪化し始めていると感じたので、ピットインすることにした。ソフトタイヤの方が競争力があったけど、2回目のピットストップ後にセーフティカーが入った。それはバトンとベッテルに有利だった。リスタート直前に上位の2人が衝突しかけた。ステアリングホイールでセッティグを変更していたときだったので数メートル失ってしまった。その時点で再びピットストップする必要があるかどうかはまだわからなかったけど、2回目のセーフティカーで何人かのドライバーがピットインしたので、最終ステージでタイヤデグラデーションに苦しむかどうかわからなかったけど、僕たちはステイアウトすることに決めた。でも、そうはならなかったし、快適に表彰台にたどり着くことができた。肉体的にとてもタフなレースだったし、シーズン全体で最も疲れたよ。このような暑さと湿気のなかでの300キロはとてもストレスを感じるね」4位 ポール・ディ・レスタ (フォース・インディア)「4位は素晴らしいチームリザルトだし、僕のここまでのF1で最高の一日だ。良い予選をして、激しいレースをした。いくつかのリタイアに助けられたけど、最終スティントで僕たちに素晴らしいペースがあることを示すことができたのは確かだ。セーフティカーがそれほど僕のレースに影響したとは思わないし、その都度クリーンなリスタートをして、ポジションを守ることができた。最終ステージではアロンソにとても近づいていたけど、表彰台のために実際に彼にチャレンジするペースはなかった。チャンピオンシップを戦うために必要な結果だし、いつものように頑張ってくれたガレージのスタッフに心から“ありがろう”と言いたい」5位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスAMG)「今日は久しぶりにすべてがうまくいったように感じているよ! 10番手スタートで5位フィニッシュはかなり良い結果だし、自分とチームのために多くのポイントを獲得できて満足している。2台のロータスの前に留まることができたのも嬉しいね。レース前には予想していなかったことだ。良いスタートと力強い最終スティントを走れたので、昨日の予選で新品タイヤを温存したことが正しい戦略だったことを証明できた。チームに感謝したいし、今日もレース中に正しい判断をしてくれた。今は日本と新しいパッケージをさらに改善させる機会を楽しみにしている」6位 キミ・ライコネン (ロータス)「予選での結果後、今日のレースはそれほど悪くはなかったけど、もう少しうまくやれるチャンスはあったと思う。表彰台を争うには十分な速さがなかったけど、1回目のセーフティカーは助けにならなかったし、あれがなければ順位を上げられたかもしれない。僕たちは明らかにミハエル(シューマッハ)とニコ(ロズベルグ)より速かったけど、レースの大部分で彼らの後ろに引っかかってしまった。フラストレーションを感じたよ。ここはオーバーテイクがとても難しいし、追い抜くにはピットストップや誰かがミスをするのに頼らなければならない。僕はまだドライバーズ選手権で3位だし、次のレースでは上位のマシン勢と戦うためにいくつか改善を持ち込む。日本では前進を果たして、それを生かせることを願っている」7位 ロマン・グロージャン (ロータス)...