ルノーは、2008年F1第3戦 バーレーンGP決勝レースで、フェルナンド・アロンソが10位、ネルソン・ピケJr.はリタイアに終わった。10番手からスタートしたフェルナンド・アロンソは、序盤ルイス・ハミルトン(マクラーレン)に後ろから衝突され、リアウィングを破損。苦しいレース展開となった。ネルソン・ピケJr.は、ギアボックスに問題が生じて、リタイアに終わった。
フェルナンド・アロンソ (10位)「予想していた通り、難しいレースだった。昨日の予選Q3は思いがけないことだった。でも、レースにおいて、僕たちのレースペースではそううまくいかないことはわかったいた。僕たちはまだスピードが足りないが、バルセロナでは改善されることを期待しているよ。」ネルソン・ピケJr. (リタイア)「いいスタートを切り、マシンも良かったが、ギアボックスにトラブルが出てしまった。走り続けようとがんばったが、トラブルはだんだんひどくなり、エンジニアからリタイアするよう指示が出た。リタイアなので、次戦はペナルティを受けずに済む。リタイアは残念だったが、このレースからもしっかりと学ぶことができた。毎レース学ぶことが今の自分にとっては大事なことだ。今は、次のレースに向けて全力で準備を進め、10日後のバルセロナテストでしっかり成果を上げるつもりだ。」フラビオ・ブリアトーレ「レースの最初にハミルトンにぶつけられ、フェルナンドのレースが終わってしまうところだった。その後、ダメージを負ったマシンで彼は全力で走り続けた。我々は、マシンのレベルをもっと上げなければならないと思っている。ネルソンについては、マシンの信頼性に問題があったものの、レースではいいスタートを見せた。今日のレースは早く忘れて、バルセロナのテストに向けて集中開発プログラムを進めていかなければならない。」パット・シモンズ エグゼクティブ・エンジニアリング・ディレクター「チームにとって満足のいくレースではなかった。特に信頼性面でネルソンがギアボックスの問題で41周でリタイアしたことについてはね。次のレースでペナルティを受けないことは幸いだ。フェルナンドのレースは、難しいものだった。彼は、レースの序盤でのハミルトンとの事故の後、マシンにダメージを負ってしまい苦しんだ。我々は現在スペインGPに集中しているし、次のバルセルナテストで新しい開発パーツがくる。我々はドライバーのためにより良いパッケージを与えなければならない」