ルノーのF1チーム代表シリル・アビテブールは、2020年にニコ・ヒュルケンベルグと契約を更新する可能性があるとしつつも、エステバン・オコン加入の噂も否定はしていない。メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフがキャリアをマネジメントしているエステバン・オコンは、昨年夏にルノー加入に近づいたが、最終的にダニエル・リカルドが加入したことによって実現しなかった。
ダニエル・リカルドは2年契約を結んでいるが、ニコ・ヒュルケンベルグの契約が今シーズン限りで期限を迎える。しかし、シリル・アビテブールは、ルノーには2020年もニコ・ヒュルケンベルグを起用できる選択肢があるとし、これまでのヒュルケンベルグの貢献を評価していると語る。「我々はダニエルと2年間の契約を結んでいる」とシリル・アビテブールはコメント。「ニコの契約の当初の期間は今年末に近づいているが、報じられているようにオプションのメカニズムがある。それは行使でき入る詳細について説明するつもりはないね。我々はニコとの旅を続けるかもしれない」「率直に言って、ニコがチームのために結果を出してくれているのは明らかだ。実際にフレッド(バスール)が率いていたときの我々のプロセスを見ればね・・・」「ニコが加入したときと今日の我々のポジションを見れば、クレイジーな差がある。チームと熱気の変化、エンジニアだけなく、もちろんドライバーもそれに貢献しているのは明らかだ」「我々はそれに答える必要がある。だが、我々はオプションも検討する必要がある。ニコもそうだと思うがね」シリル・アビテブールは、そのオプションがエステバン・オコンであるかは明言しなかったが、来季のドライバーラインナップは夏の後半に検討することになるだろうと述べた。「彼(ヒュルケンベルグ)にとって状況がオープンであると伝えるには長い回答となる。だが、一緒に旅を続けていく可能性のあるオプションはある」「どうなるか見てみるつもりだ。おそらく夏休みが検討するのにふさわしい時期になるだろう。事実と願望に基づいてそれについて議論することになるだろう」今シーズン、エステバン・オコンはメルセデスのシミュレーターでの作業をしつつ、グランプリ週末ではチームに帯同している。最近、エステバン・オコンは、2020年のF1レースシートを“まもなく”確保できると自信をみせている。