F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンはF1カナダGPでのルノーのパフォーマンスを称賛しつつも、ミッドフィールドのトップ候補と上位チームとの間に存在するギャップを嘆いた。先週末、モントリオールでダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグが共にトップ10でフィニッシュしたことにより、ルノーはコンストラクターズ選手権で4位のマクラーレンから2ポイント差の5位に浮上した。
ロス・ブラウンはルノーの結果に敬意を表しつつも、フィールドをより拮抗させるというF1の2021年レギュレーションの目標を再確認したと語る。「モントリオールはルノーチームにとって今年の最高の週末だった」とザク・ブラウンはコメント。「両方のワークスマシンとルノーのエンジンを搭載する両方のマクラーレンがQ3に進出し、ダニエル・リカルドがグリッドのベストスポットである4番グリッドを獲得した。日曜日に、彼らの二人のドライバーがポイントを獲得した。「厳しい時期を経て、ルノーはトンネルの端に光が見えているようだが、上位3チームとはパフォーマンス面でまだ大きなギャップがある」「最終的にリカルドは6位、ヒュルケンベルグは7位でフィニッシュしたが、二人とも周回遅れだった」「F1は、チームをより拮抗させる必要がある。それが2021年以降のレギュレーション策定の最終段階に向かって取り組んでいることだ」「だが、それまでの間に、ルノーのような一流の自動車メーカーがその努力のすべてに対していくらかの見返りを見始めているのを素晴らしいことだ」ロス・ブラウンはまた、ルノーの好転のサインとして、ダニエル・リカルドの予選での印象的なペースを指摘する。「リカルドの予選4位は間違いなく良い兆候であり、オーストラリアからの優れたレースパフォーマンス、ここで彼はメルセデスのバルテリ・ボッタスと短いながらも素晴らしいバトルを見せたのはルノーが巻き返している証拠だ」「我々はこれからポール・リカールでのルノーのホームレースに向かっう。そして彼らにさらに多くのモチベーションを与るのは確かだ」