ルノーは、F1での4チーム目のカスタマーチームを探しており、ウィリアムズを候補として挙げている。先週末のトルコでは、不振にあげぐウィリアムズがコスワースエンジンからの切り替えを検討していると噂された。現在ルノー・スポールF1は、ロータス・ルノーGPの他、エンジン供給元としてレッドブルとチーム・ロータスの2チームにエンジンを供給している。
ルノーのマネージングディレクターを務めるジャン・フランソワ・コベは、ウィリアムズとの交渉が始まっていることを認めたが、交渉しているのは「彼らだけではない」と主張。「我々の目標は4チームに供給することだ」とジャン・フランソワ・コベは motorsport-total.com にコメント。また、ルノーが3チームとのエンジン供給契約を拡大するには、FIAの同意が必要であることを明らかにした。だが、ウィリアムズが独自のKERSシステムに適応させるためにルノーエンジンを調整する必要があることが懸念事項としてあげられている。ウィリアムズのチーム株式を所有するトト・トト・ヴォルフは、チームが解決しなければならない大きな問題を抱えていることを示唆した。ウィリアムズが長い歴史における最悪のシーズンスタートに直面していることに関して「（コスワース）エンジンはメルセデスほど強くないかもしれないことはわかっているが、これは議論中している最後の問題だ」とトト・ヴォルフは述べた。