レッドブル・ジュニアチームに所属するニコラ・ツォロフが、2026年シーズンにFIA F2へと昇格することが決定した。今季F3で最多となる5勝を挙げ、ランキング2位を獲得した18歳のブルガリア人は、カンポス・レーシングと共に次なる挑戦に臨む。カンポス・レーシングは2026年のFIA F2シーズンに向けた最初のドライバーとして、ニコラ・ツォロフを起用することを発表した。
18歳のツォロフは、輝かしいFIA F3でのキャリアを経てF2へステップアップする。彼はF3で史上最多となる5勝を挙げ、そのうち2勝は今季カンポスとともに達成。さらに4度の表彰台を加え、ドライバーズ選手権で2位に輝いた。今年以前にも、ツォロフとカンポスのパートナーシップは実を結んでいる。2022年、ブルガリア人のツォロフは21戦中13勝を挙げ、スペインF4選手権を制した。現在レッドブル・ジュニアチームに所属するツォロフは、来季F2へステップアップすることになり、その舞台が再びカンポスであることに喜びを示した。「FIA F2へとキャリアの次のステップを踏み出し、再びカンポス・レーシングとともに戦えることを本当に嬉しく思う」とツォロフは語った。「これまでF4スペイン選手権、そしてFIA F3で共に懸命に取り組み、成功を収めてきた。それが来季に向けて大きな自信を与えてくれる。これは夢に一歩近づくことでもあり、強い結果を残せるよう、これまで以上に全力を尽くすつもりだ」カンポス・レーシングのチーム代表アドリアン・カンポスJrも次のように語った。「我々はニコラともう1年共に戦えることを非常に誇りに思っている。彼はカンポス・レーシングでシングルシーターの最初の一歩を踏み出した、まさに我々の仲間の一人だ」「これまでの2シーズンで、彼はチャンピオンとランキング2位を獲得した。それは彼の卓越した才能を示す明確な証拠だ。F2マシンはもちろん別次元の挑戦になるが、彼は若さに反して豊富なシングルシーターでの経験を持ち、成熟さを示している。彼がFIA F2でも強い存在感を示してくれることを我々は確信している」