レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1モナコGPの事故でセルジオ・ペレスのマシンが大破したことにより、最大300万ドル(約4億7000万円)の損害を被ると見積もっている。セルジオ・ペレスはQ1で敗退した後、16番手からスタートした。ハースF1チームのケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグがリアウイングのテクニカル違反で失格となったため、18番手から昇格した。
1周目の上り坂でケビン・マグヌッセンはセルジオ・ペレスの横に並ぼうとしたが、高速でペレスを引っかけ、バリアに激突したペレスのマシンはサスペンションがマウントポイントから外れるなどの大きなダメージを負った。バリア修復とデブリの撤去のために長時間の赤旗中断となり、ペレスはマグヌッセンのアプローチを非難したが、スチュワードは問題をこれ以上調査することを拒否した。ヘルムート・マルコはレッドブル・レーシングには数百万ドルの損害が待ち受けていると主張した。「これには200万から300万ドルの費用がかかり、予算上限があることを考えると、もちろん大きなハンディキャップとなる」とヘルムート・マルコはSky Germanyに語った。「マグヌッセンが関与したもう一つの事故だ。幸いにも無事だったが、危機的な状況だった。だが、スチュワードがいかに迅速に問題に対処したかには驚いた」「これらはほとんど影響を与えることのできない決定だが、とにかく危険だった」