レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、最終的にアルファタウリになったチームは、かつてレッドブルのメインチームになっていた可能性があると語った。レッドブルリンクで開催される今週末のオーストリアGPは、昨年末にチーム創設者のディートリッヒ・マテシッツが亡くなってから初めてのレースとなる。
「僕たちはレッドブルの100勝目を引っ提げて向かう」とヘルムート・マルコ(80歳)はOsterreichに語った。「彼はそれをとても喜んでいただろう。もちろん、彼がそれを見ることができなかったのは残念だ。彼なしではオーストリアGPも存在しなかっただろう」シュピールベルクのサーキットではマルコをはじめとする多くの元ドライバーたちが古いF1マシンのデモンストレーションに参加するものの、マテシッツへの特別なオマージュは予定されていない。「私の知る限り、それはない」とマルコは主張した。「たとえそれが彼にとって良いかどうかは分からないとしても、すべては彼のためになるはずだ」「でも、マテシッツへのオマージュは絶対にない」レッドブルがF1で達成したことは印象的だが、マテシッツはチームの現在の完全な支配についてまったく夢にも思っていなかったとマルコは主張する。「いや、比較的低迷していたジャガー・チームを引き継いだときは、そういうアプローチではなかった。ディディは『グランプリで勝つことを目標にしよう、それがいいだろう』と言っっていた」。レッドブル・レーシングは最終的に100勝を達成した。しかし、マルコは、マテシッツのセカンドチーム(当時はトロロッソ)が2008年にセバスチャン・ベッテルのステアリングを握って優勝したことを忘れてはならないと語る。「トロロッソがモンツァで優勝したとき、エンジンの状況があった」とマルコはORFに語った。「よりパワフルなフェラーリエンジンをシャシーに搭載して優勝した」「そのとき、我々はレッドブル・レーシングが必要なのか、それともトロロッソのほうが優れたチームなのかを問われた」「当時はセバスチャン・ベッテルがドライバーだったが、我々は彼とすでに翌年の契約を結んでいた」「しかし、どちらのチームが優位に立つかについて内部で争いがあったのは確かだ」


全文を読む