レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2026年以降のレッドブルのF1エンジンプログラムは「リスク」であることを認めている。2026年のF1エンジンレギュレーションは著しく変化し、フォルクスワーゲン傘下のアウディがザウバーF1チームと提携する。
アウディは今週、上海で開催されているモーターショーに出展し、取締役会メンバーのオリバー・ホフマンは、F1プロジェクトが「ここ数ヶ月で本格的に始動した」ことを明かしている。「現在進行中のパワーユニットのコンセプト段階において、2026年に向けた我々のドライブトレインの基礎が今日築かれつつあるとオリバー・オフマンは述べた。アウディCEOのマルクス・ドゥースマンも上海に滞在しており、中国が今週の活動に選ばれたのは「我々にとって最も重要な販売市場」だからだと述べた。同時に、2025年以降もF1にとどまるかどうかは未定だが、ホンダは、F1のサプライズパフォーマーであるアストンマーティンとのワークスコラボレーションを考えているようだ。現在、ホンダはまだレッドブル・パワートレインズの一部だが、レッドブルは、ホンダに固執したり、別の選択肢であるポルシェと組むのではなく、2026年にフォードと組むことをすでに決定している。レッドブルが2026年のF1エンジンパートナーとしてフォードを選んだのは、フォードが主にハイブリッド側を担当する一方で、レッドブルに独立性を残せるからだ。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは「パワーユニットの自社開発にはリスクがある」とformel1.deに語った。「しかし、我々は経験豊富な従業員を頼りにしており、すべてがうまくいくと確信している。新エンジンについて現在得ている情報は、心強いものだ。我々が不利になるとは思っていない」「信頼性 もだ。すべてがうまくいくはずだ。パワーユニットのハイブリッド部分に精通した真剣なパートナーがいる。彼らが何か準備ができていなければ、若い会社やスタートアップと解決策を探すことになる」「だが、フォードと競争できると確信している」「フォードのエンジニアは、昨年6台のテストベンチを立ち上げた同じビルで一緒に働いている」「エンジンは1基作り、もう1基を組み立てている。進歩は明らかだ。採用も含めて、予定通りだ。まだ最適な従業員数には達していないが、いずれは達成できるだろう」「もちろん、アウディという新たなライバルが現れたことで、我々の勝利への情熱はさらに高まるだけだ」