レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1フランスGPでの勝利は、RB16Bがレギュレーション違反などしていないことを証明したと語る。ポール・リカールのレース週末前、レッドブル・ホンダF1はメルセデスからRB16Bに違法なリアウイングを装着していると非難されていた。また、ピレリはF1アゼルバイジャンGPでのマックス・フェルスタッペンのタイヤ故障はチームが低いタイヤ空気圧を使用していたことが原因であることを示唆していた。
FIA(国際自動車連盟)は、F1フランスGPの前にリアウイングの問題に対処するために剛性テストをさらに厳格化する技術指令を発行し、ピレリはリアタイヤ空気圧を上げた。そういったすべての変更にも関わらず、マックス・フェルスタッペンは残り2周でルイス・ハミルトンを抜いてレッドブル・ホンダF1は勝利を収めた。クリスチャン・ホーナーは、F1フランスGPでの勝利がレッドブル・ホンダF1が不当なアドバンテージを得るためにルールを破ったなどいないことを示していると語る。「ここ数週間にわたって多くの非難のコメントがあったと思うが、我々はルールを遵守していた」とクリスチャン・ホーナーは racingnews365.com に語った。「そして、我々が反応した方法は、我々のパフォーマンスがリアウイングの柔軟性に基づいていないという強さと深さを示していると思う」「我々は常にピレリの指示に従ってきた。そして、明らかに、今週末のタイヤ空気圧の上昇は、すべてのチームにとってチャレンジングだった。しかし、繰り返しになるが、エンジニアリングチームは、それに沿ってマシンを最適化する上で素晴らしい仕事をした」メルセデスのリアウィングに関する非難に応えて、クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコは、メルセデス W12のフロントウィングについて同じように問題を調査する必要があると主張している。報道によると、現在、レッドブルは公式の抗議行動を開始するまでには至っていないが、FIAに問題を調査するよう要請している。「FIAはそれに取り組んでいる」とレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは Sky Germany に語った。「十分な映像があります。リアウィングと同じような新しいテストが導入されると予想している。しかし、我々はFIAが何と言うかを待っている」前回のレース後、パドックでニコ・ロズベルグとトト・ヴォルフに話しかけたクリスチャン・ホーナーは、それは仕返しだったと語った。「ええ、それは基本的に仕返しだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。「今日はバルセロナの借りを返した。彼(トト)も数週間でフロントウィングを得ている」