レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、2021年のドライバーとしてセルジオ・ペレスを選択した過程について語った。レッドブル・レーシングは12月18日(金)、2021年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアレクサンダー・アルボンに代えて今年レーシング・ポイントで活躍したセルジオ・ペレスを起用することを発表した。
他にも今年“スーパーサブ”として代役参戦したレースで活躍したニコ・ヒュルケンベルグが候補に挙げられていたが、ヘルムート・マルコはヒュルケンベルグも“間違いなく真剣な候補者”だったと述べた。「我々はアレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、そして、ニコ・ヒュルケンベルグの3名の候補者の長所と弱点を注意深く分析した」とヘルムート・マルコは f1-insider.com に語った。また、 Servus TV に出演したヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンのためにより競争力のあるチームメイトを必要としていたと語った。「ワールドチャンピオンシップに勝つためには上位を争うことができる2台のマシンが必要だ」とヘルムート・マルコは語った。「戦略が重要であり、ペレスは絶頂期にいる」ヘルムート・マルコは、セルジオ・ペレスの“信じられないようなタイヤマネジメント”と10年のF1経験を称賛したが、2022年にアレクサンダー・アルボンがレギュレードライバーとして復帰する可能性についてドアをオープンなままにしている。「1年契約に関する比較的短い契約交渉だった」とヘルムート・マルコは語る。「彼が他のオファーを受け取った場合、我々はそこに介入することができるが、真実を言えば、マックスが我々のチームに加入して以来、(ダニエル)リカルド以外、2台目のマシンは常に我々自身のプログラムから遅れていた」また、ヘルムート・マルコは、レーシング・ポイントでのセルジオ・ペレスの“メルセデスエンジンに関する知識”が決定打となったことを認めた。「レーシングポイントが来年について彼に話をした後、彼は明らかにメルセデスがやっていたすべてに非常に注意を払っていた。その点に関して彼らが多くのインプットを期待している」とヘルムート・マルコは語った。また、ニコ・ヒュルケンベルグを起用しなかった理由については「残念ながら、ヒュルケンベルグは今シーズンの登場回数が少なすぎた」と語った。一方、ニコ・ヒュルケンベルグは「セルジオはシートに値する」と述べた。「いずれにしろ僕がそれを変えることはできないし、自分の将来のための準備を続けていく。必要な時のために体調を維持して、準備をしていくつもりだ。今年、何が起こったかを僕たちは見ているからね」
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