レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2019年にホンダF1が達成したパフォーマンス向上が新たなパートナーシップのハイライトだったと語る。ホンダF1は、マクラーレンとのパートナーシップ解消を経て、2018年からトロロッソへのF1エンジン供給を開始し、信頼性とパフォーマンスの両方で確実に進歩を果たした。
だが、今シーズンからのレッドブルとのパートナーシップでホンダのF1エンジンがグリッドの先頭を争える競争力があるかについては依然として不確実性が残っていた。しかし、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが3勝、2回のポールポジションを獲得。クリスチャン・ホーナーは、ホンダのF1エンジンは期待していたレベルを超えていたと認める。「本当に予想を超えていたし、多くの点でホンダとのパフォーマンスは素晴らしいものだった。各エンジンの信頼性、パフォーマンスの増加は非常にハイライトだった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「マックス(フェルスタッペン)も非常にポジティブだったと思う」「もちろん、我々はシーズン途中にドライバーを変更した。そして、私はそれが正しい決断だったと思っている。アックス(アルボン)は来年のマシンのシートを自分で獲得したと思う。アブダビでの非常に有望な結果を背景に多くのモチベーションをもって冬に向かう」レッドブル・ホンダのパフォマンスレベルは、2020年にF1タイトルに挑戦できるという期待を高めている。クリスチャン・ホーナーは、最近のシーズンのように序盤にペースが遅れ、後半にキャチアップするという展開にはならないと主張する。「2018年を見れば、そうではなかったと思う。来年の鍵はレギュレーションが安定していることだと思う。したがって、理論的に3か月後に皆さんが目にするクルマは2019年終盤のマシンをアップグレードしたものになるだろう」「チームがコンセプトを完全に破棄するのは非常に珍しいことだ。そして、我々は正しい軌道に乗っているように感じている。何かを見逃さない限り、来シーズンのスタートから競争力を発揮できると期待している」