レッドブルは、F1ブラジルGP予選で、マーク・ウェバーが2番手、セバスチャン・ベッテルは16番手だった。雨のインテルラゴスはベッテルに味方しなかった。Q1のリスタート後、ベッテルはトラフィックの中に入ってしまいベストタイムを並べることができない。最終的には雨が強くなりタイムを更新できず16番手でまさかのQ1敗退を喫した。マーク・ウェバーは、2番グリッドを獲得。打倒ブラウンGPへの望みを繋いだ。
マーク・ウェバー (2番手)「とてもトリッキーな予選セッションだった。特にQ1はコンディションが本当に悪かった。運転が難しかったが、どうにかすり抜けることができた。予選の再スタート後は路面の状態も少し良くなり、コンペティティブな走りをすることができた。最初は快適には走れなかったが、その後グリップ・レベルが上がり、良いタイムを記録することができた。Q3ではポールから3位、再びポールから3位へとトップ3を行ったり来たりだった。もう一度ポールポジションに挑戦したかったが、ミスを犯してしまった。あのコンディションで完ぺきな6周を走り続けるのは難しかったと思うが、自分のドライビングにはとても満足している。ガレージのメンバーたちも、とても良い仕事をしてくれた。母国レースでポールポジションを達成したルーベンス、おめでとう。明日のレースでは、彼と良いレースを戦いたいと思う」セバスチャン・ベッテル (16番手)「満足していない。とても残念な結果だ。もっと良い予選になるはずだったが、このコンディションでは難しかった。コースのコンディションが良かった時もあったが、渋滞の中にいたので、それを活かすことができなかった。その後、セッション終了直前に空気がきれいになった時には、雨が激しく降っていて、路面の水が多すぎたために、タイムを伸ばすことが出来なかった。僕たちに何かの落ち度があったわけではない。僕たちのペースが悪かったのではなく、タイミングが悪かっただけだ」 クリスチャン・ホーナー「まず、セバスチャンがぎりぎりでQ2に進出できなかったのは悔しかった。コンディションが一番良かった時は、渋滞があったり、彼の前のドライバーがミスを犯したりで、タイミング良く予選ラップをまとめることができず、大きな代償を支払うことになった。その後のQ1は、悲惨なコンディションで、わずかな差でQ2進出を取り逃してしまった。再スタートの後はいくらか水も引き、クルマのコンペティティブな走りを見ることができたので、悔しい結果だった。マークは非常にコンペティティブな走りを見せ、0.1秒以下のタイム差でポールポジションを取り逃した。力強いパフォーマンスだったので、明日のレースでも素晴らしい戦いを見せてくれるだろう」ファブリス・ロム ルノー・プリンシパルエンジニア「これまでのキャリアで最長の予選セッションだったよ!前半はセバスチャンがQ2進出を果たせずに非常に残念だった。後半は、マークが難しいコンディションの中でとても良いドライビングを見せ、2位を獲得した。何とも言い難い気分だが、どちらのチャンピオンシップの戦いも非常に難しくなるだろう。しかし、明日がウェット・コンディションならば何が起きるか分からないので、戦い続ける」 F1ブラジルGP 予選結果:F1ブラジルGP 予選:ルーベンス・バリチェロがポールポジション