レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーがF1ハンガリーGPの記者会見に登場。記者からマックス・フェルスタッペンについて多くの質問が寄せられた。今年からホンダF1とのパートナーシップを開始したレッドブルでマックス・フェルスタッペンは高いパフォーマンスを発揮しており、オーストリアGP、そして、先週末のドイツGPで優勝。今年のF1ワールドチャンピオン争いに加われると考えるほどのパフォーマンスを発揮している。
過去数戦のマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスについてクリスチャン・ホーナーは「マックスは過去3戦だけでなく、今シーズン全体ずっと、さらに言えば、去年のモントリオールから非常に高い水準で信じられないような走りをしていると思う」とコメント。「過去数戦でまとまり始めてきているのは確かだ。オーストリアでの勝利は流れを変える瞬間だったし、我々はシルバーストンで競争力があった。もちろん、先週のレース興奮は彼の驚異的なパフォーマンスによるものだ。集中して、あらゆる条件でペースを発揮してトップに立ち、グランプリで勝利した。彼は素晴らしい状態にあるし、夏休みまでこの状態が続くことを願っている。彼がかなり高いレベルのものを提供しているのは確かだ」クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンはホンダF1とのパートナーシップを楽しんでおり、それにより、チーム内にポジティブな雰囲気が馬われていると語る。「マックスはまだ明らかに若い。彼はまだ21歳だが、すでにグランプリで5シーズン目であり、その経験を積んだことによる成果が出ている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「彼のスピード、レースクラフトはまったく疑う余地のないものだが、今では知識と経験も身に着けている。ご存じの通り、昨年の序盤は少しチャレンジングだったが、モントリオールから本当に転換期を迎えたと思う。それ以降のパフォーマンスは本当に驚異的なものだった。彼は進化を続けている」「今年、彼はシニアドライバーとしてもステップアップを果たし、非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮している。ホンダとの新しいパートナシップにおいて、彼はその労働環境、労働関係を楽しんでいると思う。現時点では彼の周りには非常にポジティブな雰囲気がある」そんなマックス・フェルスタッペンにはメルセデス移籍の噂もある。また、ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンが同じクルマに乗っていたとすれば、どちらが優れたドライバーであるかという話題も盛んになっている。マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍について「トトがそれについて私に話をしてきていないのは確かだ。彼はグリッド上のほぼすべてのドライバーと話をしているし、彼が会話をしたとしたら、チームを介さずに直接話をしたんだと思う。マックスの状況は明らかであり、他のドライバーと同じように常にトリガーポイントはある」とクリスチャン・ホーナーはコメント。ルイス・ハミルトンと同じクルマに乗っていたらという話題については「彼ら二人をひとつのチームに起用するという点でいえば、ルイスからも来年我々のチームに加入するという話は聞いていない」とジョークで返した。「それにはポジティブな点とネガティブな点があると思う。理想的にはチームが接戦になっているのを見たいし、ドライバーはもちろんチームの大部分を占めている。フェラーリ、レッドブル、メルセデスのドライバーの全員が戦い、他のドライバーもそこに加わってくれば素晴らしいだろう。必ずしも2人が同じチームにいなければならないわけではない」