レッドブルは、2019年シーズン中にピエール・ガスリーに代えてダニール・クビアトを昇格させる可能性を否定している。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはF1ドイツGPで3位表彰台を獲得。2008年のF1イタリアGPでセバスチャン・ベッテルが優勝して以来、11年ぶり2度目の表彰台をチームにもたらした。
一方、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、レース終盤に同じホンダF1エンジンユーザーのトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンと接触してリタイアしている。ダニール・クビアトは「とょっとしたブラックコメディ入りのホラー映画のような展開だったね(笑)」とコメント。「ある時点ではレースは終わったと考えたけど、そのあと再び生き返った。素晴らしいジェットコースターだったよ。僕のキャリア全体に少し似てるね(笑)」実際、土曜日の夜遅くにガール・フレンドのケリー・ピケが第一子長女を出産しており、ダニール・クビアトにとってジェットコースターのような24時間だった。2017年後半にレッドブルを解雇されたとき、ダニール・クビアトのF1キャリアは終わったと思われたが、現在、再びF1の表彰台に立っている。「僕の人生において驚くべき数年間だった。大変な時もあったし、僕にとってF1は終わったかもしれないと考えたこともあった」「特に表彰台はもう二度と上がれないだろうと思った。でも、人生とは、諦めずに一生懸命頑張っていれば、物事は可能であることを示している」可能性のある“物事”のひとつは、2019年の大部分で苦戦を強いられているピエール・ガスリーに代わって、上位チームのレッドブルに復帰することだ。「この瞬間にたどり着くのも大変な作業だった。一貫してこのような瞬間のために戦う準備ができているというメッセージを送ることができていることを願っているよ」しかし、レッドブルのドライバーマネージャーであるヘルムート・マルコは、少なくとも2019年シーズン中はレッドブルもトロロッソもドライバーラインナップを変更することはないと語る。「我々には現在のチームがあるし、そのままシーズンを終えることになる」とヘルムート・マルコは語った。