レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1フランスGPの予選結果について、ホンダの“スペック3”が予選パフォーマンスという点では大幅な増加ではないことはあらかじめわかっていたと主張する。ホンダは、F1フランスGPに“スペック3”エンジンを投入。前回のスペック2が信頼性の改善だったのに対し、スペック3はパフォーマンスに焦点をあてて、内燃エンジンとターボチャージャーがアップグレードされた。
しかし、レッドブル・ホンダは、予選で苦戦を強いられ、マックス・フェルスタッペンは後方との差わずか0.009秒差で4番グリッドを獲得。ピエール・ガスリーは9番グリッドとなった。この結果を受け、ヘルムート・マルコは「通常、我々はストレートで失っている。とりわけフェラーリに対してはね。また、我々はセクター3でメルセデスに対してかなり失っている」とコメント。「我々は違いを把握している。我々はスペック3がパフォーマンスの特別な向上ではないことを事前にわかっていた。だが、レースではそのアドバンテージを得られるのは確かだ。少なくともマックスはフェラーリについていけると思う」「いつものように今回もメルセデスがトップだ。それは彼らがより多くのダウンフォースで走っているためだ。したがって、メルセデスに対してはストレートで稼がなければならない」レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、マックス・フェルスタッペンはクルマから最大限を引き出したと納得している。「サーキットはQ1からQ3までにかなり進化した。マックス(フェルスタッペン)はクルマから可能な限りのものを引き出したと思うし、今日の彼はとても良い仕事をした。彼はミディアムタイヤでQ3進出を果たし、明日のレースに向けて2列目4番グリッドを獲得した」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「ピエール(ガスリー)にとってはよりタフな予選だった。彼はQ2で10番手タイムを記録してQ3に進出したが、その後、チームメイトと比較してターン5とターン6で少しタイムを落とした。残念ながら、9番グリッドが彼の明日のスターティングポジションとなる」
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