レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、パスカル・ウェーレンが2019年のトロロッソ・ホンダの2つ目のシート候補のひとりだと認めた。トロロッソ・ホンダは9月30日(土)、2019年にレッドブル・レーシングに移籍するピエール・ガスリーの後任としてダニール・クビアトを起用することを発表。しかし、現在、ブレンドン・ハートレーが座っているもうひとつのシートはまだ確定していない。
パスカル・ウェーレインは、最近メルセデスとの契約を解消してフリーエージェントとなっており、トロロッソ・ホンダの選択肢になる可能性があるとされている。「そうだね、今では話は違ってきている」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。「我々はまだ決断を下していない。彼はロングリストに入っている」しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、パスカル・ウェーレインはすでにフォーミュラEへの参戦をコミットしていることを理由に起用の可能性はないとしている。「来年、彼はフォーミュラEで走ると理解している」とクリスチャン・ホーナーはコメント。パスカル・ウェーレインがF1のオファーを待っているとすればそれは変わる可能性はあるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「それは我々が内部で議論していくことだ」とコメント。「利用可能なオプションは数多くあり、我々には十分な時間があると思っている。我々は急ぐ必要はない」一方、ヘルムート・マルコは、ヨーロッパF3選手権でタイトルを獲得する可能性が高いミック・シューマッハに関しては候補者ではないと主張する。「ノーだ。間違いなく候補はない。彼にはあまりに早すぎると思う。F2でどうなるか見てみよう」最近、フェラーリもミック・シューマッハへの関心を示している。だが、ミック・シューマッハはスーパーライセンスの資格を満たしているが、2019年はF2に参戦する可能性が高いと考えられている。レッドブルは2014年にマックス・フェルスタッペンをF3から抜擢しているが、ミック・シューマッハとの類似点について質問されたヘルムート・マルコは「いいや、同じ状況ではない」とコメント。また、ブレンドン・ハートレーがシートを維持するために何をしなければならないかと質問されたヘルムート・マルコは「ガスリーを倒さなければならない。まだ5~6戦残っている」とコメント。ヘルムート・マルコは、エステバン・オコンもパスカル・ウェーレインと同様にメルセデスとのコネクションがなくなれば関心はあることを示唆。だが、メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、そのような動きは起こらないと明言している。「我々には1席がある。メルセデスはシートを持っていない。オコンがすべての契約から解放されれば、それについて議論することができるだろう」とヘルムート・マルコは語った。
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