レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ダニエル・リカルドは、ルイス・ハミルトンがメルセデスとの新しい契約にサインするまでレッドブルとの交渉を保留にしている主張している。レッドブルは、今シーズン限りで契約が期限を迎えるダニエル・リカルドを引き留めたいと考えているが、リカルドはフェラーリやメルセデスへの移籍が噂されている。
メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、ルイス・ハミルトンは間違いなくメルセデスに残留するだろうと語っている。「ルイスは我々と一緒にいる」とニキ・ラウダは Kronen Zeitung にコメント。「契約が遅れているのは、プロモーションなどの細かい部分だけだ」しかし、ヘルムート・マルコは、レッドブルがダニエル・リカルドからルイス・ハミルトンが契約を結ぶのを待ってほしいと伝えられたと明かした。「リカルドはハミルトンがサインするまで待ちたいとのことだ。ちょっと変な感じだね。まもなく終わることを願っているよ」契約交渉を担当しているニキ・ラウダは、ダニエル・リカルドの戦略は“脅迫”に似ていると述べた。「我々はダエニルには何もオファーはしていない」とニキ・ラウダは主張。「だから、彼は永遠に待つことができるだろう」レッドブルにとって良いニュースは、2018年マシンとダニエル・リカルドの両方が好調であり、リカルドがまだチャンピオンシップを除外していないことだ。ダニエル・リカルドは、今週末のF1カナダGPでエンジンペナルティを科せられる危機に瀕しているが、ヘルムート・マルコは、チームは少なくともルノーのアップグレードによって小さな馬力アップを得られると語る。「我々はカナダでルノーのアップグレードを得る」とヘルムート・マルコはコメント。一部報道では、ルノーのエンジンアップグレードは0.1秒の改善に相当するとされている。その後、レッドブルは、2019年にルノーとパートナーシップを継続するか、もしくはホンダとのワークスパートナーシップに移行するかを決定しなければならない。「我々には内部のタイムテーブルがあるし、オーストリアGPまでにはエンジンとドライバーの問題を決定したいと思っている」とヘルムート・マルコは述べた。