レッドブルは、ホームレースとなる来週末のF1オーストリアGPを最後尾からスタートするかもしれない。信頼性に欠けるルノー製エンジンを急速に使い込んでしまったレッドブル、5基目のエンジンを載せることによってグリッドペナルティーを受けることはもはや避けられない。最初にそれを受けるのはカナダが適切ではないかといわれていた。レイアウト上苦戦はするだろうが、オーバーテイクによって少なくとも反撃の機会は得られると思われたためだ。
しかし、レッドブル・リンクのオーナーであり、レースの主催者でもあるレッドブルは、ダニエル・リカルドとダニール・クビアトに母国オーストリアでペナルティーを受けさせることを決断するかもしれないという。カナダではペースがまったく伸びず、レッドブルはルノー エンジンのパフォーマンスが原因だと名指しで非難した。ヘルムート・マルコは「エンジンに関して我々は昨年よりもさらにひどいポジションにいる」と Auto Motor und Sport にコメント。「ストレートでのGPSの比較はおそろしいほどだ」事実、他の上位チームが、2014年と比較して2015年のカナダで改善しているにも関わらず、レッドブルは1周0.5秒も遅くなっていた。レッドブルがそれなりのリザルトを期待できるとすれば、モナコのようにタイトでツイスティなブダペストというになる「そこが今年我々が最も強いサーキットだろう」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「そこでできる限り上位からスタートすることが重要だ」しかし、その前にF1オーストリアGPが待っている。クリスチャン・ホーナーは、そこで“戦術的”にペナルティーを受けることが“最も理にかなう”と述べた。クリスチャン・ホーナーは「グリッド最後尾も覚悟しなければならない」と。だが、ダニエル・リカルドとダニール・クビアトが予選でトップ10に入れず、全てのペナルティーを消化できなければ、さらにレースで処分を科されることになる。
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