レッドブルは、F1中国GP予選で、マーク・ウェバーが6番手、デビッド・クルサードが16番手だった。しかし、マーク・ウェバーはエンジン交換のため10グリッド降格で16番グリッドに、逆にデビッド・クルサードは1つポジションをあげ、15番グリッドからスタートする。午前中のプラクティスセッションでエンジンをブローさせたマーク・ウェバーは、エンジンを交換。既にジョーカーエンジンを使っているため、10グリッド降格処分となり16番グリッドからのスタートが決まった。
Q1で敗退したデビッド・クルードは、最後のラップでのニック・ハイドフェルドの振る舞いに不快感をあらわにした。マーク・ウェバー (6位) 「残念ながらエンジン交換のペナルティのために5列も後ろに下がってしまった。最近はクルマのスピードの差が少ないので難しいレースになるだろう。富士は上海よりも追い抜きが楽なのでレースでポジションを上げるチャンスがあったが、ここは超高速コーナーがいくつかあるのでオーバーテイクがもっと難しい。明日は雨が降ることに期待しよう」 ※エンジン交換のためスターティング・グリッドは10位降格デビッド・クルサード (16位)「Q1の最後のアウトラップでのニック・ハイドフェルドの行為には本当にがっかりしている。第2コーナーから最終コーナーまで、ポジションを確保しようとするクルマが団子状態になってしまっていたのに、ぼくがアタックを始めようとしていた最終コーナーでイン側からぼくを突然抜いたんだ。彼はプライムタイヤを装着したので良い予選ラップを走れる可能性は少なかったし、コースの汚れた側にいたので、あの時点でイン側からぼくを無理矢理抜いても速い予選ラップは走れなかった。それに、どうせ彼はその周回を走りきらずにピットに入ったんだからね!彼はすでにトップ10に入っていることが分かっていたはずだ。だから、ぼくにとってはスポーツマンらしい行動とは思えない。ぼくの最後のアタックをダメにしただけで、彼はタイムを伸ばそうとしていたわけではなかったんだからね」クリスチャン・ホーナー「午前中のフリー走行ではエンジントラブルで走行時間が短縮されてしまったが、マークは良く頑張って今日の予選を6位でフィニッシュした。しかしエンジントラブルでエンジン交換になってしまったため、残念ながら明日はグリッド・ペナルティが科せられる。しかし、良い予選ラップだった。デビッドはQ2進出のスピードはあったが、ハイドフェルドとのトラブルがあったせいで最終アタックでタイムロスしてしまった。路面も良くなってきていたので、Q2進出が果たせず残念だった」ファブリス・ロム、ルノー・プリンシパルエンジニア「マークにはとても申し訳なく思っている。エンジントラブルに関しては謝罪したい。今日は良いペースで、余裕でQ3進出を果たし6位で予選通過していたのに残念だ。デビッドはQ1でブロックされて今日は本来のペースを見せることができなかった。今日は残念だったが、日曜日に期待したい」