レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今のところルイス・ハミルトンは“獲得できない”と考えており、レッドブルは将来的なタイアップの可能性を考えて時間を無駄にするようなことはしないと述べた。ルイス・ハミルトンは、カナダでレッドブルのオフィスでクリスチャン・ホーナーと個人的な話をしていたことが明らかになり、マクラーレンとの契約は2012年末に切れることもあり、ハミルトンが2013年にレッドブルへの移籍を検討しているとの憶測が広まった。
クリスチャン・ホーナーは、レッドブルは常に最高のドライバーラインナップを有することに関心を持っているが、またルイス・ハミルトンを選択しとしてそれほど考えてはいないと述べた。「まずなにより、ピットレーンのどんなドライバーもレッドブルのマシンをドライブしたいと思うはずだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「チームの観点では、できるだけベストなドライバーラインナップを有したいが、チームとして調和して働くラインナップも望んでいる。したがって、ドライバーを選ぶ際はある程度のことを考慮しなければならない」「ルイスやセバスチャン(ベッテル)のコンビがうまく機能するかどうかに関わらず、我々はあまり思案していない。彼は手に入らないと考えているし、我々は既存に2名のドライバーに満足している」クリスチャン・ホーナーは、モントリオールでハミルトンと何を話したかについては明言をさけたが、ハミルトンがレッドブルのチームオフィスを訪れてきたことは“驚き”だったと認めた。「モントリオールでのルイスの訪問は不意の訪問だった。ここでその内容を明かすつもりはない」「だが、ルイスはマクラーレンのドライバーだ。彼は10年以上マクラーレンのドライバーであり、我々はセバスチャン・ベッテルに非常に満足して彼と長期的な契約を結んでいる。それに我々はマーク・ウェバーの仕事にも満足している。推測に反するが、現時点ではそういうことだ」ルイス・ハミルトンは、マクラーレンが競争力のあるマシンを提供する限り、チームにコミットしていると繰り返し述べている。「現在、僕にはかなり堅い契約があるけど、マーティン(ウィットマーシュ)はまもなく新しい契約を検討すると僕たちに話している」とルイス・ハミルトンはコメント。「うまくいけば、年末までにきとんとしたものを結び、続けることができるはずだ。それができることが重要だ。年末までにきとんとまとめることが重要だ」ルイス・ハミルトンは、マクラーレンのためにタイトルを獲得することに専念していると述べた。「レッドブルのマシンやレッドブルのレーシングスーツのことは考えていない」とルイス・ハミルトンはコメント。「今、僕には勝てる能力のある素晴らしいマシンがある。レッドブルを除き、今、僕たちはレースに勝った唯一のチームだ」「ここには素晴らしいチームがいる。僕は13歳の頃からこのチームにいるし、以前も言ったように競争力がある限り、他のどこかにいく理由はない」「現時点での僕の計画は、前にいるドライバーをプッシュすることに集中して、改善し、もっとレースに勝つことだ。僕とジェンソンはもっと多くの1-2を望んでいるし、チームもそうだ」「決して諦めないチームだ。それがチームに望んでいることだ。決して諦めず、常にプッシュし、常に勝利を望むことをね」
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