F1は、2021年のF1世界選手権で未定となっていた5月2日の第3戦としてF1ポルトガルGPを開催することを発表。F1史上最多となる23戦のカレンダーが決定した。F1ポルトガルGPは、昨年10月にアルガルベ・サーキットで25年ぶりにF1カレンダーに復活。27,000人の観客が入り、ルイス・ハミルトンが記録的な92勝目を挙げたエキサイティングなグランプリとなった。
F1は、今シーズンも観客の参加についてプロモーターやポルトガル政府と密接に協力していると述べた。F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは「昨年のレースで大成功を収めた後、F1がポルティマンで再びレースを行うことを発表できることをうれしく思う」とコメント。「プロモーターとポルトガル政府が我々をこの点に到達させるためにしてくれた努力と献身に感謝したい。我々は2021年のシーズンに自信を持っており、興奮している。昨年は、17のレースを安全に提供し、困難な時期に何百万人ものファンにスリル満点のレースをもたらすことができることを示した。今シーズンも安全な方法でファンをポルティマオに迎えることを望んでおり、その計画の詳細についてプロモーターと協力している」ポルトガルの観光局長官であるリタ・マルケスは「わが国で主要なイベントを開催することは、観光地としてのポルトガルのイメージと国際的なプロモーションにとって非常に重要であり、2021年にF1がアルガルヴェに戻ることを非常に楽しみにしている。F1カレンダーのステージを主催する国を選ぶことでポルトガル、アルガルヴェ、アルガルヴェ・インターナショナル・サーキットを信頼し、大成功を収めるための全力を尽くしてくれたてFIAとF1に感謝している」と述べた。第3戦の枠は2020年に新型コロナウイルスによって中止となっていたF1ベトナムGPのために空席のままにされていた。しかし、ハノイの人民委員会委員長であるグエンドゥ・クチュンが逮捕され、国家機密を流用したとして起訴された汚職スキャンダルの中で2021年も中止が決定していた。2021年のカレンダーはすでに調整されており、開幕戦となる予定だったF1オーストラリアGPが11月(第22戦)に移動。3月28日にF1バーレーンGPで開幕し、3週間後にイモラで第2戦が開催される。2021年のF1世界選手権 カレンダー開幕戦 3月28日 バーレーン (サヒール)第2戦 4月18日 イタリア (イモラ)第3戦 5月2日 ポルトガル(アルガルベ)第4戦 5月9日 スペイン (バルセロナ)第5戦 5月23日 モナコ (モンテカルロ)第6戦 6月6日 アゼルバイジャン (バクー)第7戦 6月13日 カナダ (モントリオール)第8戦 6月27日 フランス (ルキャステレ)第9戦 7月4日 オーストリア (シュピールベルク)第10戦 7月18日 イギリス (シルバーストン)第11戦 8月1日 ハンガリー (ブダペスト)第12戦 8月29日 ベルギー (スパ ・フランコルシャン)第13戦 9月5日 オランダ (ザントフォールト)第14戦 9月12日 イタリア (モンツァ)第15戦 9月26日 ロシア (ソチ)第16戦 10月3日 シンガポール (マリーナ・ベイ)第17戦 10月10日 日本 (鈴鹿)第18戦 19月24日 アメリカ (オースティン)第19戦 10月31日 メキシコ (メキシコシティ)第20戦 11月14日 ブラジル (サンパウロ)第21戦 11月21日 オーストラリア (メルボルン)第22戦 11月28日 サウジアラビア (ジャッド)第23戦 12月1日 アラブ首長国連邦 (アブダビ)