ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは、2019年のF1タイヤに対する批判に答えた。今シーズン、ピレリはオーバーヒートとブリスターを抑えることを目的としてトレッドの薄いF1タイヤを導入したが、大部分のチームがタイヤを適切な作動ウインドウに入れることに苦労している。
F1チーム代表やファンからのピレリへの苦情を受け、マリオ・イゾラは懸念に対応し、2020年以降、タイヤを改善するオプションを検討していると述べた。「もちろん、チームからコメントを受け取っている」とマリオ・イゾラは Auto Bild にコメント。「ウインドウが狭いかどうかに関わらず、彼らはより広いワーキングレンジを求めている。ワーキングレンジを広げるためには今後やらなければならない仕事があるのは明らかだ」「もちろん、2020年にむけて我々は新しいタイヤを設計しているし、2021年にはタイヤウォーマーが禁止される計画についても考えている。そのため我々はコンパウンドの設計方法に関してアプローチを変更している」「2020年だけでなく、2021年にむけても新しいものを導入するためにテストするべきかどうかを評価してる。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ピレリの今季のタイヤを“メルセデス専用タイヤ”だと非難している。