ピレリが、F1中国GPの予選を振り返った。メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで1分35秒782を記録し、中国で5度目のポールポジションを獲得した。これで2015年シーズン開幕から3戦連続のポール獲得となる。チームメイトのニコ・ロズベルグは、わずか0.042秒差で2番手につけている。
メルセデスは、ソフトよりもラップあたり2秒近く遅いミディアムタイヤのみでQ1を通過した唯一のチームで、この時点で優位性を築いた。ルイス・ハミルトンのポールタイムが、昨年のドライでのベストタイム(予選がウェットで行われたため、FP3での最速タイム)よりも2.5秒以上速いことからも、あらためて2015年型マシン性能の向上が確認されたことになる。最高路面温度は35℃に達し、今年の中国での最高路面温度をわずかながら更新した。現地時間14時から行われる明日の決勝は、雨のリスクはほとんどなく、今日と同様のコンディションが予想されている。ドライバー全員がソフトタイヤを使用したQ2では、上位勢同様に下位の方でも0.2秒を切る差の接戦が見られ、勢力拮抗の様子が浮き彫りになった。上位勢では大半が1回のみのランを行った。Q3も新品ソフトタイヤによる戦いとなり、ドライバーたちは極限までプッシュした。ハミルトンは、1回目のランでポールポジションを決め、メルセデスとフェラーリは、予選で新品ソフトタイヤを1セット温存した。午前中に行われたFP3でも、ハミルトンがソフトタイヤで1分37秒615の最速タイムを記録した。ルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルが最速となったQ1を除く中国グランプリの全セッションでトップに立っている。ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)「明日の決勝も今日と同様のコンディションになりそうなので、ソフトタイヤの性能がより向上し、数多くの戦略の選択肢が得られるでしょう。しかし、チーム間でタイヤ性能に若干のばらつきが見られる点は、興味深い要素となりそうです。もちろん、全ドライバーは同じタイヤを使用しますので、タイヤを最大限に活用できるか否かは、今晩のデータの分析に依るところが大きいと思います。2ストップが主流になると見ていますが、中国では過去にも予測不可能な接戦が展開されていますので、少し変わった戦略を採る余地も残されています」
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