ピレリは、F1のタイヤサイズをワイド化するというアイデアに賛同している。F1の技術責任者とFIAは、ドライバーによってよりエキサイティングでスリルのあるF1マシンを作るための方法を議論している。そのひとつとしてタイヤ幅を広くすることが検討されている。タイヤがよりワイドになることで、ドライバーがより激しくプッシュできることが可能になると考えている。
タイヤのワイド化についての議論はまだ初期段階だが、F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、タイヤサイズをワイド化するというアイデアは良い案だと考えている。「我々はそれについてチャーリー(ホワイティング:F1レースディレクター)と議論している。我々はスポーツが必要としていることを実施することにオープンだと常に言ってきた」「幅の広いタイヤ? 魅力的だと思う。1970年代のマシンの写真を見れても、それほど極端ではないと思うし、『いい感じじゃないか』と考えると思う」「現在、タイヤは多くの観点から考えてもかなり小さいと思う。我々はその議論に対してオープンだ。ほんのわずかな事前通知だけで大丈夫だ」「しかし、我々はF1にとって必要なことはどんなことでもやるつもりだ」F1の責任者らは、早ければ来年にでもダウンフォースの増加やボディワークのデザイン調整といったF1マシンの変更を望んでいるが、ポール・ヘンベリーは、タイヤ変更はそれらが実施された後になると考えている。「2016年にそれを達成するのは非常に難しいだろう。2017年である必要があると思う」「我々の契約は2016年末で終わるのでタイムフレームという論理もある。リニューアルするのであれば、そこと組み合わせて考えなければならない」現在のF1タイヤの幅はフロントが245mm、リアが325mmだが、ポール・ヘンベリーはリヤタイヤを400mm以上にすることが適切なターゲットだと考えている。「400m以上にしたいと思っている。響きもいいしね」「エンジンを1000bhpにするというのも素晴らしい。F1にはいくつか大きな数字を復活させる必要のある要因があると思っている」
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