ピレリは、F1オーストラリアGPでタイヤの識別が難しかったことを受け、タイヤのマーキング方法の変更を検討している。ピレリは、コンパウンドを識別するためにサイドウォールの「Pirelli」と「Pzero」のロゴを独自のカラーで塗り分けており、メルボルンではソフト(イエロー)とハード(シルバー)が使用された。
だがピレリは、走行中にどの色のタイヤが使用されているかが識別しにくいことがあったため、マーキング方法を見直すつもりだと述べた。「特にシルバーとホワイトのマーキングを見直している」とピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーはコメント。「イエローは非常にはっきりしていたと思う。レースをテレビ画面で見たが、イエローのマーキングを装着しているマシンは問題はなかったと思う」「だが、シルバーはどうか? 黒に少しにじんていたので取り組む必要があると思っている。だが、それが最大の問題であるなら私は満足だ」ルーベンス・バリチェロは、カラーリングの改善が必要だと考えているドライバーのひとりだ。「何を履いているのかタイヤの色が識別できない。ピレリは観客のために何かをする必要がある」「静止画があれば、それが何かはわかるだろう。しかし、マシンが走行している場合はどのタイヤを使っているのかわからないと思う。グランドスタンドでどんな感じかを想像してほしい。違ったことをしたほうがいいだろうね」