アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年のF1世界選手権でチームが非常に競争の激しいミッドフィールドで順位を上げるために“大きな一歩”を踏み出せることを期待していると語る。昨年、ピエール・ガスリーは、モンツァで開催されたF1イタリアGPでのセンセーショナルなF1初優勝を含めた傑出したシーズンを過ごし、アルファタウリ・ホンダF1がコンストラクターズ選手権を7位で終えるうえで重要な役割を果たした。
ピエール・ガスリーは75ポイントを獲得してドライバーズ選手権を10位で終え、アルファタウリはチーム史上初めて100ポイントを超え、フェラーリからわずか24ポイント差まで迫った。ピエール・ガスリーは、昨シーズンには満足しているが、2021年にはさらに進歩が見込めると信じており、アルファタウリ・ホンダF1がミッドフィールドで順位をさらに上げられることを期待している。「僕たちにとって非常に成功した年だった」とピエール・ガスリーは振り返る。「このチームのF1での歴史のなかで最も多くのポイントを獲得できたし、そこに参加できて本当にうれしく思う」「同時に、僕たちは100ポイントを超えたけど、コンストラクターズ選手権では7位に過ぎなかった。過去には100ポイントを獲れば、5位もしくは4位になれていたと思う」「それはミッドフィールドがどれだけタイトかを示している。コンストラクターズ選手権の3位から7位まで多くのチームが週末を通して非常に強力ポジションを目指して戦っていた。とにかくギャップはとても小さい」「来年はそのミッドフィールドで本当に一歩を踏み出せるように十分に大きなステップを果たして、もう少し戦いを加われることを期待しているし、それが目標になってくると思う」2021年、ピエール・ガスリーは、ホンダF1とレッドブルの育成ドライバーである角田裕毅を新たなチームメイトに迎える。角田裕毅はF2のルーキーシーズンをランキング3位で終える素晴らしいシーズンを過ごし、ダニール・クビアトに代わってアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす。ルーキーの角田裕毅が加入することで、アルファタウリ・ホンダ内での自分の役割が変わると思うかと質問されたピエール・ガスリーは「それほど多くは変わらないと思う。自分がやらなければならないことは分かっている。それは明らかだ」とコメント。「自分自身と個人的なパフォーマンスの観点で言えば、誰が隣にいるかはあまり重要ではないと思う。僕は与えられたマシンで自分自身とチームのために最高のものを提供する必要がある」「昨年はダニー(クビアト)にとって素晴らしい年だったと思う。過去18か月間、僕たちが一緒に仕事をした方法、お互いをプッシュした方法・・・彼はフォーミュラで多くの経験を積んきた。その点で言えば、僕たちは彼の経験と僕の経験に基づいてチームを前進させることができたと思う」「僕のでは、自分自身に多くの期待をしている。僕は常に最高のレベルで提供したいと思っている。そこは2021年も変わらないだろう」