トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、F1アメリカGPへの意気込みとサーキット・オブ・ジ・アメリカズについて語った。「昨年がオースティンでの初レースだった。2017年はタイトルのかかった日本のスーパーフォーミュラ最終戦に出場したのだが、レースは悪天候でキャンセルになってしまった。その前にも、サードドライバーとして何度かオースティンに来ていたのだが、とても美しいサーキットで印象に残っていた」とピエール・ガスリーはコメント。
「僕は鈴鹿のS字が大好きで、ランオフエリアは広いもののここにも似たようなセクションがあるし、前半のセクションは6~7速で流れるように抜けていくコーナーが続く。F1マシンで走行するとかなり高速になるので、とてもエキサイティングだ。また、ストレートに続く低速コーナーも複数あり、オーバーテイクも狙える。特にターン1は上り坂でブレーキングし、進入がとても広いユニークなコーナーだ。その急勾配でのブレーキングはなかなかないので、最初は不思議な気分だったし、コーナーのエイペックスが見えないので、どこでどうターンインしていくかをきちんと把握しておかなければならない。さらに、高速セクションでは、最初のコーナーを正確にクリアしないと、その後に影響してしまう。そして、低速コーナーはとてもテクニカルで、ブレーキングポイントも難しく、ステアリング操作も多くなる。ターン15などで、ロックアップしてしまうドライバーも多いので、正確なブレーキングが必要だが、オーバーテイクポイントは2~3か所ある。昨年は雨が降ったのを覚えているが、ここは天候の予測が難しい場所でもあるので、今年はどうなるか様子を見ていきたいと思う」「なにより、テキサス、そしてアメリカの雰囲気がレースを盛り上げるし、オースティンという街も好きだ。僕の親族が住んでいて、彼らに会えるのもうれしい。サーキット内外ともに雰囲気は素晴らしいので、きっと最高のレースウイークになると思う。北米への遠征をいい結果で終えるべく、全力を尽くす」