ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダへの復帰をきっかけに最近のレースでは“より自然な”スタイリングでドライビングできるようになっていると語る。今年、ダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・ホンダへの昇格を果たしたピエール・ガスリーだが、特にマックス・フェルスタッペンと比較してペースと一貫性に苦労。レッドブル RB15への適応に苦しんでおり、「トロロッソの方が僕のドライビングに合っていた」と語っていた。
夏休み中にレッドブルは、正式不振のピエール・ガスリーに代えてアレクサンダー・アルボンの起用を決定。ガスリーは古巣トロロッソ・ホンダに戻ることになった。先週末のF1シンガポールGPでピエール・ガスリーは8位でフィニッシュ。トロロッソ・ホンダに復帰後のベストリザルトだが、ガスリーはもっとポテンシャルを発揮できるはずだと手応えを語った。「エンジニアとチーム全体で行っている作業で改善できることがあるのは確かだ」とピエール・ガスリーはコメント。「でも、僕たちは毎週末進歩を果たしていると感じているし、僕自身もマシンで進歩しているように感じている。フィーリングは良くなっているし、週末中にほぼ望んでいる位置にクルマを仕上げられるようになってきている」「今後のレースでもそれを続けていけることを願っている」「以前は自分の好きなように走ることができなかったと思うけど、今はもっと自然に走ることができるようになっていると感じているし、それは僕にとって良いことだ」レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1シンガポールGPの週末中にダニール・クビアトが来季もトロロッソ・ホンダに残留することが内定していることを明らかにし、2020年のレッドブル・ホンダの2つ目のシートに関してはアレクサンダー・アルボンとピエール・ガスリーのどちらかで評価していると語っている。F1シンガポールGPでのパフォーアンスがレッドブル・ホンダ復帰への見通しに役立つかと質問されたピエール・ガスリーは「どのような展開になるか見てみよう」とコメント。「現時点ではとにかう進歩に満足しているし、望んでいる場所にクルマを仕上げることができている。週末ごとに僕たちは前進しているように思う」「さらに多くの課題があるし、年末に結果が出るので、僕たちはさらに一生懸命働く必要があると思っている」