レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンがチームとの初シーズンから学ぶための“良いベンチマーク”を与えてくれていると考えている。トロロッソからレッドブルに移籍してマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなったピエール・ガスリーだが、これまでフェルスタッペンのパフォーマンスに匹敵できていない。
マックス・フェルスタッペンは2度の表彰台を獲得して66ポイントでドライバーズ選手権で3位に位置しているが、ピエール・ガスリーは中国とスペインでの6位がベストリザルトで21ポイントの6位となっている。「彼が最も才能のあるドライバーのひとりであることはずっとわかっていたけど、現時点で彼はパッケージから最大限を引き出すことに本当に優れていると言わなければならない」とピエール・ガスリーはコメント。「僕にとって現時点で彼が隣にいるのは本当に良いことだ。チーム、レッドブルレーシングとの彼の経験を使えるし、彼がパッケージから最大限を引き出すために何をしているかを見ることができる」「彼は本当にいい走りをしているし、本当に一貫性がある。それは僕にとって間違いなく良いベンチマークだ」ピエール・ガスリーは、シーズン序盤に適応に苦労したレッドブル・ホンダ RB15で進歩し始めていると感じていると語る。「徐々に良くなっていくものだと考えているけど、まだ僕が望んでいるところまではきていない」とピエール・ガスリーは語る。「ドライビング的にこのクルマにもう少し適応するために僕が変更できることはいくつかあるし、取り組み続けていく。このクルマからポテンシャルを引き出すためにできることはまだいくつかある」「まだ少しクルマにアグレッシブすぎるし、現時点ではクリーンなトラクションを得る必要がある。実際、パワーにかなりアグレッシブなスタイルが成果を挙げるときもあるけど、クルマがかなりぎくしゃくしてタイヤがオーバーヒートしてしまうこともある。そうなるとこのタイヤがどうなるかはわかっている」「このエリアが僕自身で改善させることができる分野だと思っている。満足できるものを見つけられたと思うけど、まだ変えたいと思うことはいくつかある。どれくらいかを正確に知るのは難しいけど、少なくともより一貫性と予測可能性があることはわかっている」「ベースラインが向上しているし、それにはかなり満足している。でも、最後のコンマ数秒を見つけるためにはまだいくつかのことを変更する必要がある。僕の方でも実際に感触は本当に良くなっている」レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、困難な2019年シーズンのスタートを切ったピエール・ガスリーは“強くなっている”と擁護した。「ピエールは強くなり続けている」とクリスチャン・ホーナーは説明する。「スペインでの彼のレースの後半はフロントウイングにデブリを拾ってしまったことで妥協を強いられた。だが、彼は力強いレースをみせた」「当然、我々は彼が今すぐに前のクルマとの戦いに絡んでくれることを望んでいる。だが、今年、彼は毎週進歩を果たしている」「公正な立場で言うならば、ピエールはパフォーマンスを発揮し始めていると思う。中国は彼にとってのターニングポイントだったし、バクーでも良い週末を過ごしていた」「それに続き、彼はスペインで非常に堅実な週末を過ごしていた。実際、彼はウイングの問題をかなりうまく管理していた」
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