ピエール・ガスリーは、レッドブル・レーシングとホンダF1のコラボレーションが真価を発揮するまでには時間がかかると考えており、2月18日からスタートするバルセロナテストでは忍耐強く多くの周回を重ねていく必要があるかもしれないと考えている。レッドブル・レーシングは、今年からルノーに代えてホンダのF1エンジンを搭載。しかし、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、昨年すでに姉妹チームのトロロッソがホンダのF1エンジンを走らせており、レッドブル・テクノロジーを通して作業を進めているため、“ゼロからのスタートには...
「彼らは強い冬を過ごしたと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「すでにレッドブル・テクノロジーズは12ヶ月間ホンダと作業をしているし、トロロッソのギアボックスとドライブトレインのソリューションを提供してきた。我々は舞台裏で彼らの進化を目にしてきたし、彼らは順調に進歩を果たしている」「レギュレーションの安定性も彼らの助けになると思う。彼らはF1に復帰してから初めて完全に白紙の状態ではなく、次のシーズンにむけてコンセプトを固めている。全てが他の人々が何をやっているか次第だが、彼ら自身に対して良い進歩を遂げているのは確かだ」しかし、ピエール・ガスリーはレッドブルとホンダのパートナーシップが具体化するには時間がかかるかもしれないと考えている。開始まで2週間を切ったバルセロナテストについて、ピエール・ガスリーは「エンジンを開発するためにできる限り運転することが重要になるだろう」と Ouest France にコメント。「レッドブルとホンダがコラボレーションするのは今年が初めてだし、常に関係の最初の頃は物事が自動的になって、最大限を発揮できるようになるまで少し時間がかかるものだということを僕たちはわかっている」「僕たちは忍耐強くなければならないだろう。でも、時間が経てば、レッドブルとホンダは非常に良いパフォーマンスレベルに到達できると思っている。どれくら長くかかるかはわからないけどね」「でも、彼は多くのエネルギー、時間を注ぎ込んでいる。お金さえもね。現時点ではそれがコース上でどのような形で表れるかはわからないけどね」レッドブルは、マックス・フェルスタッペンを将来のF1ワールドチャンピオンとして期待しており、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、5度のF1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンが今最も“恐れている”ドライバーはフェルスタッペンだと宣言している。そのマックス・フェルスタッペンと同じクルマで戦うことになるのがピエール・ガスリーだ。ダニエル・リカルドの後任としてレッドブル・レーシングに加入するピエール・ガスリーだが、昨年トロロッソ・ホンダでフルシーズンを戦っただけであり、今年で5年目を迎えるフェルスタッペンの方がチームでは先輩にあたる。ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・ホンダでマックス・フェルスタッペンという強者がチームメイトとなることが、自分が性成長していくためには“ベストな状況”だと語る。「僕にとって非常に重要なシーズンだ」とピエール・ガスリーはコメント。「フェラーリ、メルセデス、レッドブルの3チームは残りのフィールドとは一線を画している。僕は23歳で2シーズン目だけど、そのシートのひとつに座っている」「僕にとってそれはカートを始めたときからの夢だった。チームメイトは現在、最も才能のあるベストドライバーのひとりだ。これは改善し続けるためには僕に起こり得るベストな状況だ」レッドブル・ホンダは、2019年F1マシン『RB15』を2月13日(水)に公開する。