ヴィタリー・ペトロフが、F1ドイツGPへの意気込みを語った。ヴィタリー、イギリスGPの週末をどのように要約しますか?イギリスGPには多くのファンや情熱的な人達がいるし、僕たちのホームレースでもあったので、正直にいって素晴らしい経験だった。残念ながら、3日間にわたる僕たちのトラック上でのパフォーマンスはそれほど良くはなかった。
予選がとても悪く、14番手と16番手だった。僕たちは予選でそんな低い位置にいるべきではない。ウェットな天候も助けにはならなかったし、規約変更(マッピング)の影響があったのも明らかだ。レースではスタートはオーケーだったけど、実際僕たちはタイヤに手こずっていたし、マシンはウェットコンディションでかなり運転しづらかった。インタータイヤでグリップを得ることができなかったし、それが悪い方向に影響して、ミハエル(シューマッハ)のような他のドライバーを抑えることができなかった。コンディションがドライになったときはペースを掴めたけど、十分ではなかったし、もっと強いクルマが必要だった。高速コーナーは僕たちに適していると思っていたので、全体的に期待外れだった。でも、それ以降、チームとして僕たちは何が悪かったかを理解したし、ドイツではそこから進むことができると思う。今週末、ロシアでフォーミュラ・ソチ・フェスティバルがありますね。F1に母国ファンの注目をもたらせることを誇りに思いますか?ソチに行って、スポーツが提供できる全てを示すことは非常に重要なことだと思う。僕の国でF1はよりポピュラーになってきているし、数年(2014年)でロシアGPが開催されるので、『見てくれ、これがF1だ』と言うにはいいタイミングだと思う。ニュルブルクリンクでのドイツGPへの予想は?去年はホッケンハイムでレースが開催されたけど、今年はニュルブルクリンクを走るのでもちろん異なるだろう。天候はかなり変わりやすいし、再び影響を与えることになるだろうけど、僕たちに一番必要なのは、力強いマシンセットアップだ。通常通り、空力効率が重要になるだろう。(マシンは)僕たちが理解しているレベルでは機能していないし、ここ数レースではペースが遅れていたので、これからのシーズンの風向きを早く変えていなければならない。加えて、日曜日の午後に多くのポイントを獲得するためには予選Q3に到達することが非常に重要だ。今後2レースにおける最低限の期待は?最大限のポイントを狙っていくけど、週末全体に目を向けてレースまでにP1からすぐにパフォーマンスをあげていく必要がある。シルバーストン以降、ニュルブルクリンクで最高のチャンスを得られるように作業に取り組んでいる。新しいアップグレードを導入することによりスピードが成功のための重要なファクターだし、ドイツで投入されるアップグレードがより多くのチャンスを与えてくれると確信している。