レッドブル・レーシングのセルジオ・ペレスは、2023年F1バーレーンGPの予選で2番グリッドを獲得。フェラーリがトップ争いに絡んでくると警戒した。Q3の一回目のアタックでシャルル・ルクレール(フェラーリ)につけていたセルジオ・ペレス。だが、奇妙なことにルクレールはファイナルランを見送り、決勝レースに向けたタイヤセット温存を選択。
セルジオ・ペレスも2回目のアタックで力のこもったラップを披露し、全セクターで自己ベストを更新。自身のオープニングラップを約0.3秒も更新してルクレールを引きずり下ろし、2番グリッドを獲得し、ポールポジションを獲得したチームメイトのマックス・フェルスタッペンとともにレッドブル・レーシングによるフロントロー独占を成し遂げた。「0.1秒差でポールポジションを逃すと、まだできることはあったのではないかと考えてしまう。ブレーキングゾーンなどのちょっとした差だ」とセルジオ・ペレスはコメント。「Q2やQ3での争いを見れば分かる通り、今日はかなり僅差だった。パーフェクトなラップができなければ5番手に沈んでもおかしくなかった」バーレーン・インターナショナル・サーキットは、オーバーテイクが可能なサーキット。そのため、セルジオ・ペレスは決勝を見据えて予選を少し妥協していたが、RB19は前年モデルよりも扱いやすいと語る。「明日のレースのために予選を少し妥協した。この判断がレースでの強力なマシンに繋がることを願っている」「マシンをさらに快適に感じられるようになっている。リアエンドが以前よりも少し安定したので扱いやすくなっているのでありがたい」セルジオ・ペレスは、決勝の相手としてフェラーリを挙げ、タイヤマネジメントが鍵を握ると考えている。「レースではアストンマーティンやメルセデスに加え、フェラーリもトップ争いに絡んでくると思う。フェラーリは今日までここまでの速さを見せてこなかった。手の内を隠していたんだろう。シャルル(ルクレール)がファイナルランを走れていれば、ポールポジション争いに加わっていたはずだ」「明日はタイヤのデグラデーションをマネージできるかどうかが命運を分けるだろう。自分たちのレースに集中することが重要だ」