レッドブル・レーシングのF1ドライバーであるセルジオ・ペレスは、3レースで3回のリタイアを喫しているRB18の信頼性が“確かに懸念事項”であることを認めているが、レッドブルが問題を解決すると信じていると語る。開幕戦バーレーンでは2台とも燃料システムの問題によってリタイアを喫してダブル表彰台を逃したが、第2戦サウジアラビアではマックス・フェルスタッペンが優勝、セルジオ・ペレスが4位と競争力を示した。
しかし、第3戦オーストラリアでは、再びマックス・フェルスタッペンが2位を走行中にリタイを余儀なくされ、ポイントを失った。その結果、セルジオ・ペレスは2位に繰り上げり、今シーズン初の表彰台を獲得しちえる。だが、レッドブル・レーシングで進行中の信頼性の問題を考えると、それはほろ苦いものだった。「それは確かに懸念事項だ」とセルジオ・ペレスはRB18の脆弱性について語った。「これらの最初の3レースですでに多くのポイントを失っているし、最終的にはチャンピオンシップに大きな違いをもたらす可能性がある。当然ながら、僕たちはそれを認識している」「ここミルトンキーンズに戻ったチーム全員が、解決策を考え出すために全力で取り組んでいる」「マックスの車の問題は正確には分かっていない。でも、僕たちは物事を好転させ、ヨーロッパに戻ったときにゼロからやり直すことができると確信している」ただし、信頼性だけがレッドブル・レーシングの唯一の関心事ではない。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは最近、信頼性はチームの問題の1つに過ぎず、もう1つは2022年の車の重量とフェラーリのペースであると認めている。セルジオ・ペレスはF1オーストラリアGPで2位表彰台を獲得したものの、F1史上26人目となるグランドスラムを達成したシャルル・ルクレールに20秒以上遅れてラインを通過した。「フェラーリは非常に強かったと思う」とセルジオ・ペレスは語った。「どの時点でも彼らに匹敵することはできなかった。彼らが一歩先を行くのは初めての週末だ。以前は、予選、レースで本当に接近していたと思う。昨日も見た目より少し近づいた気がしていたけど、今日は別次元にいたと思う」「僕たちもバランスが少し悪かったと思う。車の方向性を少し間違えたので、分析が必要だと。2台の車を少し違う方法で走らせたので、分析できる。フェラーリよりもタイヤが少し難しいように見えるので、今週末から多くのことを学ぶことができると確信している」