セルジオ・ペレスは、マクラーレンへの移籍を最大限に生かすためには、F1へのアプローチを変える必要があると述べた。9日(水)にマクラーレンのファクトリーを訪問してチームでの仕事を正式にスタートさせたセルジオ・ペレスは、タイトルを争うという望みを成し遂げるためには、昨年ザウバーで表彰台を獲得する手助けとなったタイヤを持続させるという戦略だけでは通用しないと考えている。
「今年のアプローチは異なる」とセルジオ・ペレスはコメント。「ザウバーでは、それは助けになった。予選がそれほど良くなかったので、常にそのアプローチでレースのポテンシャルを最大化させようとしていたからね。ここでの目標はポールポジションを獲得して、レースに勝つことだ」「標準的に、最速の戦略はより多くのストップをして、常にプッシュすることだ。その点で、僕のスタイル、タイヤの理解はもちろん助けになると思うけど、アプローチは変えなければならないと思う」クリスマス前にすでにマクラーレンのファクトリーでシミュレーターを試用し、2013年マシンのシート合わせを行っているセルジオ・ペレスは、マクラーレンの新しい環境を完全に理解するために今後の数週間を費やしていく。「エンジンアと良いコミニュケーションをとっていくためにも、セットアップ面でクルマのかなり多くのことを理解したい。僕のエンジニアやチームとの関係を築き、初テストでチーム全体とできるだけ多くのことを一般化するためにもそれは非常に重要な部分だ」「メルボルンに着くときに、多くのことを考える必要がなく、全てのことを無意識でやれるようにうまく準備したい」マクラーレンと契約して以降、ポイントを獲得できなかったことで批判を受けたセルジオ・ペレスだが、マクラーレンへの移籍を成功させることができると確信している。「最大の挑戦は優勝することだと思う。僕たち全員は勝つためにここにいるわけだし、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスで僕たちが取り組んでいる挑戦は勝つことだ。それが目標だ」「マクラーレンは最高のチームなので、加入するときは全てのレースで勝つことを期待されると思う。もし勝てないのであれば、何かを間違っているんだと思う」「なので、その点ではより多くのプレッシャーがあると思っているけど、トップチーム、最高のチームにいること、レースに勝つこと、チャンピオンシップに勝つことはドライバーとして求めているものだ」関連:・マクラーレン 「セルジオ・ペレスにはチャンピオンを目指してもらいたい」