SUPER GT 最終戦 MOTEGI GT 250km RACEの決勝レースが、3日(日)ツインリンクもてぎで行われ、3位でフィニッシュしたNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)がGT500クラスのタイトルを獲得した。決勝レースのスタートでは、ポールポジションのNo.6 ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也)が好スタートを決めてトップに立つ。その後方ではタイトルも争うNo.17 KEIHIN HSV-010(金石年弘)とNo.38 ZENT CERUMO SC430(平手晃平)、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が競り合う展開となる。
後続の争いが熾烈なバトルを繰り広げる中、トップのENEOS SUSTINA SC430は2番手を大きく引き離し、レース中盤のピットインを終えたときには後方のNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路)を15秒近く引き離す。トップを行くENEOS SUSTINA SC430(国本雄資)は、終盤に若干ペースを落とすが、それでも11秒もの大差で逃げ切って優勝を果たした。2位には、序盤にポジションを落とすものの、後半に塚越広大の追い上げで巻き返したKEIHIN HSV-010が入った。このKEIHIN HSV-010に抜かれたものの、3位を死守したZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手)がドライバーズとチームのチャンピオンを獲得することとなった。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは2005年以来のタイトル獲得。立川祐路は3度目の栄冠で、GT500クラス最多タイとなった。平手晃平にとっては初のタイトル。レクサスSC430のタイトル獲得は2009年以来で3度目となる。立川祐路 (ZENT CERUMO SC430 38号車)「今年1年、クルマの調子は常に良かったのだが、それを結果に繋げられなかった。3戦連続ノーポイントで終わった時は、チャンピオンを諦めかけたこともあった。2年連続でLEXUSがチャンピオンを獲れず、奪還すべくチームやタイヤメーカーと共に頑張って来たことと、開発当初から関わっているLEXUS SC430の最後の年ということを考えると、タイトル獲得は本当に感慨深い」平手晃平 (ZENT CERUMO SC430 38号車)「4輪にステップアップしてから初めてのタイトルなのだが、まだ実感が湧かない。昨シーズン、ランキング2位でタイトルを逃し、悔しい思いをした。今年はLEXUS SC430にとって最後のシーズンということもあって、開幕戦から意気込んで臨んだのだが、なかなか流れに乗ることが出来ず、シーズン序盤は苦しかった。そんな状況から巻き返してチャンピオンを獲得し、LEXUS SC430で有終の美を飾ることが出来て嬉しい」