大阪観光局は、F1世界選手権を民間主導で大阪に誘致することを目指す方針を明らかにした。大阪観光局の溝畑宏理事長は15日(月)に大阪市で開催した会合で、2025年大阪・関西万博を契機としたスポーツイベントの誘致が課題になっていると述べ、F1開催が、海外の富裕層の呼び込みや、高級ホテルの誘致にも効果的だと説明した。
「自動車のF1シリーズは、民間ベースで運営可能なビジネスモデルに変わってきている。誘致を進めていきたい」と溝畑宏理事長は述べた。「F1は単体のモーターレースではなく、総合エンターテインメントに変わってきている。一歩一歩クリアすれば、誘致は可能だ」大阪府の吉村洋文知事は「民説民営で挑戦したいという話は大歓迎だ。課題はあると思うが、できる限り協力したい」としつつも、行政主体の誘致は否定し、財政的な支援は想定していないとした。吉村知事が大阪市長時代に、夢洲の万博跡地に誘致する意向を示していたが、採算が合わないなどの理由で断念していた。大阪観光局は、F1を開催する場合は公道を使うとし、今後、誘致体制を構築し、場所や時期の検討を進めたいとしていている。
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