真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(鈴鹿8耐)の決勝が行われ、Team HRC with 日本郵便が2連覇を達成。4位までをHonda勢が独占した。夕方から雨の予報があったものの、ドライコンディションのまま6時間が経過し、170周をクリアしたTeam HRC with 日本郵便(高橋巧、長島哲太、チャビ・ビエルゲ)の高橋はトップを快走。2番手にグレッグ・ブラック(スズキ)、3番手にはTOHO Racing(清成龍一、國峰啄磨、榎戸育寛)の清成というトップ3の布陣。
Honda勢は5番手にSDG Honda Racing(名越哲平、浦本修充、埜口遥希)の浦本、7番手にHonda Dream RT 桜井ホンダ(伊藤和輝、日浦大治朗、荒川晃大)の伊藤。9番手にF.C.C. TSR Honda France(マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェ、タラン・マッケンジー)のディ・メリオ、10番手にHonda Asia-Dream Racing with SHOWA(モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ、アンディ・ファリド・イズディハール、ナカリン・アティラプワパ)のザイディが走行する。夕方から雨の予報があったものの、ドライコンディションのまま6時間が経過し、170周をクリアしたTeam HRC with 日本郵便(高橋巧、長島哲太、チャビ・ビエルゲ)の高橋はトップを快走。2番手にグレッグ・ブラック(スズキ)、3番手にはTOHO Racing(清成龍一、國峰啄磨、榎戸育寛)の清成というトップ3の布陣。Honda勢は5番手にSDG Honda Racing(名越哲平、浦本修充、埜口遥希)の浦本、7番手にHonda Dream RT 桜井ホンダ(伊藤和輝、日浦大治朗、荒川晃大)の伊藤。9番手にF.C.C. TSR Honda France(マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェ、タラン・マッケンジー)のディ・メリオ、10番手にHonda Asia-Dream Racing with SHOWA(モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ、アンディ・ファリド・イズディハール、ナカリン・アティラプワパ)のザイディが走行する。午後6時過ぎ、1コーナーに雨が降り出したという情報が飛び込む。雨はすぐに止み、路面はドライコンディションのままだったが、黒い雲が1コーナー方面にかかり、今にも雨が降りそうな状況となる。コースのほかの場所では、明るいながらも雨がぱらついて、フラッグポストからはレッドクロスが提示。それでも、上位陣のタイムは大きく変わらなかった。178周をトップでクリアした高橋のラップタイムは2分09秒722。それでも、各ピットではレインタイヤの用意が進む。サーキットの上空は暗くなり始め、6時12分過ぎに雨が降り始めた。レインタイヤへの交換のため、ピットインを指示するチームも出始める。184周目、高橋は2分34秒548までタイムが落ちるが、トップチームの多くはスリックタイヤのまま周回することを選択。一方で、SDG Honda Racingの埜口、Honda Dream RT 桜井ホンダの伊藤はピットインした。高橋はペースを落としながらも、大きなリードを活かして慎重に周回を重ねていった。難しいコンディションの中、清成は2分21秒870と、高橋の2分33秒116に比べて10秒以上速いタイムで周回し、前を行くブラックにプレッシャーをかける。ライトオンのサインが出されて夜の走行へと移行した後、ブラックはレインタイヤに交換してピットアウトしますが、アウトラップで転倒し大きくポジションを落とした。ブラックの転倒により、清成は2番手へと浮上する。ラップタイムは2分26秒877と、ライバル勢と比べてハイペースで周回。186周目には2分15秒635とぺースアップする。高橋は189周目にピットインして長島に交代し、スリックタイヤを交換してコースイン。2番手には清成、3番手に津田拓也(スズキ)、4番手に埜口、5番手にはディ・メリオが浮上してきた。7番手に伊藤、8番手にザイディ、10番手をAstemo Honda Dream SI Racing(作本輝介、水野涼、渡辺一馬)の渡辺が走行する。190周目、長島は2分10秒587とタイムを上げ、2番手清成も2分11秒135を記録。埜口は2分12秒675で先行する津田を追い、188周目に3番手へ浮上。5番手走行のディ・メリオも2分11秒750で追い上げ、伊藤も6番手へ浮上する。レッドクロスフラッグは振られ続け、雨が降り続く状況の中でレースは進んでいく。193周目、長島は2分17秒471とペースダウンするが、首位は変わらず。2番手に清成、3番手埜口で周回を重ねた。ディ・メリオはテシェに、清成は榎戸へと交代し、それぞれポジションをキープしてコースインした。200周目は長島がトップで通過、2番手に榎戸、3番手埜口で通過、4番手にはテシェが浮上。5番手にマーセル・シュロッター(スズキ)、6番手は荒川で通過。スタンドのファンは応援するチームのカラーのペンライトを灯し始める。残り30分、雨は上がり、終盤の戦いとなった。長島は2分10秒841で201周目をクリアする。榎戸も2分09秒772とペースアップし、埜口は2分12秒045で通過。埜口がピットインし、最後に名越へとライダーチェンジ。タイヤ交換、給油を終え3番手のままコースに復帰した。210周をトップで長島がクリア。2番手榎戸、3番手名越、4番手テシェ、6番手荒川、8番手イズディハール、10番手渡辺の順でコントロールラインを通過した。残り15分を切り、暗闇の中で周回を重ねていく。19時24分過ぎ、215周目に長島がピットイン、給油のみを行ってトップのままコースへと復帰する。チェッカーライダーとして飛び出して行った長島は、危なげなく216周目を走り切って歓喜のチェッカーを受け、Team HRC with 日本郵便が連覇を達成。高橋は通算5勝目を挙げ、宇川徹が持つ最多優勝記録に並んだ。2位にはTOHO Racing、3位にSDG Honda Racingが入り、Honda勢が表彰台を独占。4位にはF.C.C. TSR Honda Franceが入り、EWCレギュラー参戦チームの中ではトップでチェッカーを受けた。6位にHonda Dream RT 桜井ホンダ、8位にHonda Asia-Dream Racing with SHOWA、10位にAstemo Honda Dream SI Racingと、トップ10までに7台のHonda勢が入った。
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