フィンランドのモータースポーツ統治機関は、将来的にF1レースの開催が実現可能かどうかを調査しようとしていると語る。フィンランドは、多くのF1ワールドチャンピオンを輩出しているが、これまでF1グランプリの開催には興味を示してこなかった。しかし、最近、フィンランドの統治機関であるAKKモータースポーツは、F1を1000湖の土地で開催できるかを評価するための研究を開始した。
モータースポーツ協会は、その実行可能性調査を支援しており、『F1フィンランドGP開催に向けた現実的なロードマップ作成』のために文部科学省に資金提供を申請した。潜在的な開催地としては、2020年にMotoGPを開催するヘルシンキから約160kmに位置する新しい4.5kmのキュミリング・サーキットが挙げられている。「フィンランドにはモータースポーツにおけるエクセレントでユニークなレガシーがある」とAKKモータースポーツのCEOを務めるTatu Lehmuskallioはコメント。「F1とWRCのフィンランド人ドライバーが、最近のシーズンで他の国のドライバーよりも多くのワールドチャンピオンシップポイントを集めているだけでなく、我々も近代的で信頼性が高く、持続可能、そして、何よりもファン、パートナー、アスリートにとってスリリングなモータースポーツイベントを開催するために国際的に認められた専門知識を持っている」「この調査は、最高レベルのモーターレース競技が実際に要求する詳細な知識を提供し、それは他のレースイベントを開催委するときにも非常に役に立つ」北ヨーロッパでは、1973年から1978年までアンデルストープで開催されたスウェーデンGPを開催されている。最近ではコペンハーゲンでデンマークGPを開催しようとする動きもあったが、ストリートでF1レースを開催することに対して市から反対があり、計画は実現の可能性が低くなっている。
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