2019年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPのフリー走行2回目が6月21日(金)にポール・リカール・サーキットで行われた。暑くなることが予想されていたF1フランスGP。現地時間15時の開始時には気温25.5度、路面温度54.6度まで上昇。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトからコースインして90分間のFP2セッションがスタートした。
午前中に続いてメルセデスが速さを見せる展開。セッションの折り返し時点でメルセデスのバルテリ・ボッタスがソフトタイヤで1分30秒937をマークして1分30秒台に突入した。昨年のポールタイムは1分30秒029。スピンするドライバーはいるものの、大きなインシデントはなく淡々とセッションは進んでいったが、ルイス・ハミルトンがボラードを吹き飛ばしてコースオフ。後ろからマックス・フェルスタッペンが迫ってくるなかでコースに合流してコーナーのイン側を通過。アウト側のフェルスタッペンは曲がり切れずにコースオフ。スチュワードはこの件をセッション後に審議するとしている。メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダ、マクラーレンとコンストラクターズ選手権の順位のとおりのタイムシートとなっていたが、マクラーレン勢がそれぞれレッドブル・ホンダを一台ずつ上回る。その後も各チームがロングランを主体にプログラムを実施。タイムシートは大きく動くことなく進行した。タイムシートのトップに立ったのはバルテリ・ボッタス。2番手につけたチームメイトのルイス・ハミルトンは今ひとつまとまりに欠けるセッションとなり、0.424秒がついた。3番手のシャルル・ルクレールはトップから0.649秒差、セバスチャン・ベッテルは0.728秒差と初日はメルセデスと大きな差がついた。5番手はマクラーレンのランド・ノリス。フェラーリとレッドブルの間に入る好パフォーマンスをみせた。チームメイトのカルロス・サインツもピエール・ガスリーを上回っている。レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンが29周を走行してトップから1.112秒差の6番手となる1分32秒049。ピエール・ガスリーはトップから1.511秒差となる8番手タイムとホンダの“スペック3”エンジンを搭載しているものの、トップ2チームとの差はそこまで縮まっていない印象だ。9番手にはキミ・ライコネン。チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィも11番手と最近低迷してきたアルファロメオ・レーシングが復調の兆しを示しており、面白いミッドフィールドバトルになりそうだ。トロロッソ・ホンダは、FP1に続いてスペック2のアレクサンダー・アルボンが13番手タイムをマーークし、15番手だったスペック3のダニール・クビアトを上回った。F1フランスGP フリー走行3回目は、明日22日(土)の19時(現地時間12時)から行われる。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "QzeW0xaTE6d3G7U0Oodsu3oO9IZ6I1ue");});
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