2018年のMotoGP 第8戦のオランダGPが7月1日にTTサーキット・アッセンで開催された。ドゥカティMotoGPチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、エキサイティングな展開となったこのレースを、それぞれ4位と7位でフィニッシュした。2列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、終始トップグループでバトルを展開し、レース中盤には3周にわたって首位を走行する場面もあった。
しかし、終盤にマルク・マルケス(ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)にパスされるも、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の追撃をかわして4位でフィニッシュした。チームメイトのロレンソは、4列目からロケット・スタートを決め、第1コーナーで2番手に浮上すると、マルケスをパスして、オープニングラップを首位で通過した。その後、マルケスに抜き返されたものの、12周にわたって2番手をキープ、レースをコントロールした。しかし、18周目にトップグループから離される展開となり、7位でチェッカーフラッグを受けた。第8戦終了時点のランキングでは、ドヴィツィオーゾがポイントを79に伸ばして5位に浮上。ロレンソは75ポイントで7位となっている。コンストラクターズ部門では、145ポイントのドゥカティは2位をキープしている。第9戦のドイツGPは、7月13日~15日にザクセンリンク・サーキットで開催される。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 4位「すごいレースだった。ライダーにとっては本当に難しいレースだったが、ファンにとっては最高のレースだったと思う。僕らは週末を通してハードワークを続け、戦闘力もあったし速かったが、残念なことに残り8周の時点でリアタイヤが垂れてきたので、ポジションをキープする戦略に切り替えて4位でフィニッシュした。表彰台を狙いたかったが、今日は、これ以上は無理だった。3位との差はわずかだったので、もう少しタイヤを労わって走るべきだったが、結果には満足している。いずれにしても、今日は素晴らしいレースが出来た。チームに感謝したい」ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 7位「今日のレースは、強風でサーキット・コンディションが難しくなった。荒れた展開になることは分かっていたが、素晴らしいスタートを切ることができた。ドゥカティに移籍してから最高のスタートのひとつだったと思う。一気にポジションを上げて、オープニングラップで首位に立つことができた。ペースはそれ程速くなかったので、そのままトップを走行することができた。ドヴィツィオーゾにパスされてから若干リズムを崩し、リアタイヤのグリップが少しずつ低下して、何人かのライダーに抜かれてしまった。最終的なリザルトにはそれほど満足はしていないし、ベストなペースでも走れなかったが、良い面に目を向ければ、素晴らしいレースをすることができたし、中盤までは非常に戦闘力も高かった」関連:【MotoGP】 第8戦 オランダGP 結果:マルク・マルケスが今季4勝目
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