ハースF1のミック・シューマッハは、前戦に続き、F1フランスGPでチームメイトのニキータ・マゼピンからの攻撃的な走りに再び激怒した。2週間前のF1アゼルバイジャンGPでは、ミック・シューマッハがオーバーテイクを仕掛けた際、ニキータ・マゼピンが防御のために右ピクピクと動き、ウオールに押し込まれそうになったシューマッハは無線で激怒した。
ニキータ・マゼピンは、ミック・シューマッハが左側からオーバーテイクをしてくると予想しており、それは誤解だったと主張した。だが、二人はポール・リカールの5周目に再び絡んだ。ニキータ・マゼピンはターン3でミック・シューマッハのインサイドを攻め、ターン4のエイペックスでミック・シューマッハは接触を避けるためにランオフエリアに逃れなければならなった。バクーではニキータ・マゼピンに対して怒りのジェスチャーだけで公に批判することはなかったミック・シューマッハだが、今回は声をあげた。全員が完走したレースでニキータ・マゼピンより1つ前の19位でフィニッシュしたミック・シューマッハは「あんなことをする必要はない」とレース後にドイツの記者団に語った。「それについてもう一度チームと話をしなければならないと思う。最終的にそれがどうなるかと言えば、あんな感じになる」「僕たちは自分たちのことをしているし、彼は彼のことをしる。ほとんどの人は、そのようにする必要はないことを自分自身に説明することができる。このレベルでは、僕はそれを完全に理解することはできない」ハースF1の二人の関係は過去数戦で悪化している。ミック・シューマッハの叔父で元F1レーサーそして現在ドイツのテレビ専門家を務めるラルフ・シューマッハは次のように語った。「2人は一緒に休暇をとることはない」とラルフ・シューマッハは語った。「唯一の言い訳は、ニキータが絶対に圧倒されているということだ。彼はあまりにも速くドライブし、スペースを残さない。ミックが鏡を見ていので何も起こらなかくて良かったが、さもなければ二人ともリタイアしていただろう」「パパ(ドミトリー・マゼピン)が最大の請求額を支払ったとしても、ある時点でチームボスは何かを言わなければならない」予選Q1終了間際にクラッシュを喫したものの、Q2進出を果たしたミック・シューマッハは15番グリッドからスタートして4つ順位を下げてフィニッシュした。「全体的に見て、僕たちは非常にまともな週末を過ごしたと思う」とミック・シューマッハは語った。「レースは難しいだろうと思っていた。だから、僕は楽観的だった。それが重要だ」「率直に言って、ウィリアムズや周りの人と戦うペースはなかったと思うけど、それは僕たちがもっと頑張らなければならないということだ。僕ももっと頑張らなければならない」